5回目のシンガポール旅行、ついに帰りはシンガポール航空「ビジネスクラス」でのフライトが叶いました!
ビジネスクラスの搭乗で一番の楽しみと言えば、白いテーブルクロスにコース形式で提供される高級レストラン顔負けの食事!!!
それに加え、シンガポール航空では“ブック・ザ・クック”という一流シェフらが手掛けるワールドワイドなメニューの中から好みのメイン料理をチョイスできるんです!
座席やフライトの様子は別記事でまとめていますので、こちらではビジネスクラス深夜フライト“でのブック・ザ・クック”の内容にフォーカスして、どんなお料理が振舞われるのか?フライト中のどのタイミングで提供されるのか?など、搭乗時の気になる部分をレポートしていきたいと思います。
ブック・ザ・クックの予約はフライトの24h前まで
以前、プレミアムエコノミーでもブック・ザ・クックが予約できるという記事でも口(筆?)を酸っぱくして何度も書いたのですが、一番大事なポイントはブック・ザ・クックの予約はフライトの24h前までということです。
選んだメニューの変更自体は24h前までは何度でも可能ですが、直前になって「やっぱりやーめた」とか「こっちにしたい!」とかそういったことはできません。
ブック・ザ・クックの予約はフライトの3週間前から可能ですので、余裕を持って予約してくださいね。
深夜フライトはコースが省略!タイミングは選べる
コース形式の食事提供が魅力的なブック・ザ・クックですが、深夜フライトではコースの一部が省略されます。今回は、サテー(シンガポール風串焼き)の提供とチーズセレクションがなく、デザートが簡易的なものでした。
とはいえ、わたしたちが乗ったフライトは23:55シンガポール発7:30羽田着。この時間帯に普段から食事をとる人はなかなかいないと思うので妥当なサービスだとは思います。
驚いたのは、食事のタイミングが選べること。就寝前か起床後にするかの確認がシートベルトサインが消えた後ひとりひとりにありました。見渡した限り、この時のフライトでは半々くらいで、私たちは朝ご飯(5時…)のタイミングでお願いしました。
「寝ていたら起こすけど構わない?」と茶目っ気たっぷりに再確認してくるCAさんの感じがよくて印象に残っています。シンガポール航空はCAさんのバティック柄の制服もエレガントで素敵ですが、対応も堅苦しすぎずリラックスできて好きです。
シンガポール発 ビジネスクラスのブック・ザ・クック メニュー一覧
それでは気になるシンガポール発のブック・ザ・クックのメニューを見ていきましょう!公式サイトでも閲覧ができますが、少し見にくいのでレストラン風のメニュー表にまとめてみました(2020年3月22日現在)。★マークは2020年3月31日で提供終了メニューです。
2020年5月1日にメニューのリニューアルがあるそうなので、それ以降は公式サイトなどを参照してください。
やたらと素材名が並ぶホールサムミールがめちゃくちゃ気になると思うんですけど、今回は割愛。最後のプラウンヌードルとかパニールとか普通においしそうだけど…。
どれを選ぶ?わたしたちが選んだメニューは・・・
帰国日3日前には喧々諤々、メニュー選びでプチ喧嘩まで勃発するほど(笑)罪深い魅力的なラインナップ。悩みに悩んでわたしは西洋料理より「クラシック・ロブスター・テルミドール」、彼は同じく西洋料理より「ラムチョップのロースト」をチョイスしました。
朝5時。離陸後の盟約通り容赦なくたたき起こされ、テーブルがセットされていきます・・・。夢にまで見た白いテーブルクロス!プレエコではテーブルセットは特にないので、ブック・ザ・クックのキャッチコピーである「空の上のレストラン」の雰囲気がより演出され、期待値が高まります。まずはフレッシュ・フルーツで寝起きの体に水分チャージ。
シンガポールってスイカがやたらおいしいんです。普段食べない方もシンガポールに行かれる際はぜひスイカを食べてみてください~。
続いてパンが4~5種類乗ったトレーが運ばれてきて選ばせてくれます。彼はクロワッサン。バターたっぷりのふわふわぱりぱりサクサクな感じでとってもおいしかったです。
わたしはコーヒー・ブリオッシュ(だったかな?)。ほんのり甘い生地がかぶさってておいしかった~。
パン用にバターとストリベリー・ジャムが提供されるのですが、バターはお花型ですごくかわいいし、ストロベリー・ジャムもオーストラリアのBEERENBERG(ビアレンバーグ)っていうブランドものでこだわりがすごい。「持ち帰ってもいいですか?」って聞いたら笑顔でSure.と。なんなら持ち帰る人の方が多いと言っていた。いよいよメインディッシュ!
じゃーん。「クラシック・ロブスター・テルミドール」…。ん?見た目?見た目ね、ちょっと悪いよね。味もおいしいけど思ったよりという感じでした。ビジネスのブック・ザ・クックを食べている人のブログ見るとわりと皆さん褒めちぎってらっしゃるのですが…ハードルあげすぎたかな?。ホワイトソースがしっかり作り込まれているのは伝わってきます。
そもそもテルミドールという料理自体が甲殻類をパーンッと割ったのにホワイトソースとチーズをかけて焼く、という、どちらかといえば豪快な料理なので、空の上で誰もが納得できる味にするって相当難しいよな~と後になって思いました。エビ好きなのでロブスターというだけで選んでしまったのが敗因というのもありそう。同じエビなら、フトミゾエビのエビチリの方がよかったかも…。
付け合わせのアスパラはバターでソテーしてあってすごくおいしかったです!
彼の「ラムチョップのロースト」は大当たりでした!ラムの肉質も、ソースの濃さも、付け合わせのポテトグラタンもどれもおいしくてバランスがとれていました。にんにくのパンチが効いているのも、空の上では◎。赤ワインに合う~。
深夜便でショートコースだったので、わりと楽しみにしていたチーズ・セレクションとデザートがなくて残念でしたが、全体的には満足のいく内容でした。
結論:深夜便ではブレックファーストメニューを選ぶのがオススメ
今回私たちは、夜ご飯に食べるようながっつりメニューを選んでしまったのですが、普通に考えて、起床後に食べるならブレックファーストにふさわしいメニューからチョイスするのも正解だと思います。というか、フライト後にそのまま仕事に直行するとか身体のことを考えるなら朝ご飯のメニューの方がよいです。
シンガポール航空であれば割と手ごろな値段でビジネスクラスが利用できたりしますし、わたしたちのように「せっかくビジネスに乗ったから…」と深夜便で無茶すると後に響きます(笑)。朝から肉や魚を食べワインを飲んでも大丈夫な強靭な胃腸をお持ちの方は別ですが。
ブック・ザ・クックでは特に朝・昼・夕とメニューが分かれているわけではありませんが、寝起きにいただくなら、「ポーチドエッグとオランデーズソース」とか「ハタの切り身のお粥」、「点心盛り合わせ」や、シンガポール料理やホールサムミールなどのカテゴリからやさしめのお料理をチョイスするのがいいのかなと思います。
本末転倒になってしまうかもですが、ビジネスクラスで食事を楽しみたいならやっぱり昼便がいいな…!という新たな野望も生まれました(笑)。
シンガポール航空のビジネスクラスに搭乗する際には、ぜひブック・ザ・クックで空の上のレストランを満喫してみてください。最後まで読んでくださってありがとうございました!