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スムーズに入国手続きが終わり、到着から約40分後にはゲート及び各種ラウンジにアクセスできる広場へ到着。
最終目的地であるプラハへのルフトハンザ便は9時。3時間近く余裕があったので、ラウンジへと向かいます。
Terminal 1 にはルフトハンザ航空ラウンジが全部で14か所
フランクフルト空港はルフトハンザ航空最大のハブ空港で、スターアライアンスが発着するターミナル1にはルフトハンザ航空のラウンジが3クラス、14か所にあります。
フランクフルト空港自体の規模も日本の空港とは比べ物になりませんが、ANAのラウンジは羽田、成田共5つしかありませんから、航空会社としての規模も桁違いということが分かります。恐るべし、ルフトハンザ。
今回はAゲート付近のセネターラウンジを利用
スターアライアンスゴールドで利用できるラウンジは、ルフトハンザ航空のセネターラウンジとビジネスラウンジになります。今回はA50ゲート近くのセネターラウンジを利用しました。
セネターラウンジとビジネスラウンジにはあまり差がないとのことですが、利用要件がビジネスラウンジよりも厳しくなるため、入室できる人は限られてきます。
Terminal 1の省略地図。オレンジの四角が今回利用したラウンジ位置。
ここはAゲートの搭乗ゲートが並ぶ桟橋の付け根部分、免税店が集まっている一番にぎやかな場所の中にあります。ちなみにファーストクラス搭乗者には近くにファーストクラスラウンジもあります。
ラウンジ入り口はシンプルでルフトハンザ航空のロゴがあしらってあります。フランクフルト空港のデザイン自体もシルバーのメタリック基調なので、よくマッチしています。
手続きは入室前に行うスタイル。簡素なつくりです。ANAラウンジカードと乗継ぎの航空券を見せて入室します。
ラウンジの大部分は広々としたソファースペースになっています。
ほっとする暖色系の照明が背の低いソファー席の仕切りの役割を果たし、隣席を気にせずにくつろげるようなデザインになっています。
ラウンジを抜け出して飛行機見学へ
飛行機好きとして嬉しいポイントは、ソファースペースの奥にある窓が全面ガラスで、Aゲートに発着する飛行機を一望できる事!
ここに一旦腰を落ち着けます。ずらっと並ぶ飛行機は壮観でしたが、雨の早朝でブラインドが降りていたこともあり、少し見づらい。
もっと近くで見たいと思い飛行機を追いかけていたらいつの間にかラウンジの外にいました。
置き換えが進む4発機の発着も観察可能
ルフトハンザ航空でも双発の新型機777XやA350に置き換えが進んでいますが、まだまだ多くの4発エンジンの機体が就航しています。大型4発機は迫力があり、デザインが優美で別格です。
747は海外旅行を身近なものにした記念碑的大型機で、かつては日本国内でも数多く飛んでいましたが、双発機が時代の主流になり日本の航空会社での旅客輸送からは姿を消しています。
A340はエアバスが747に対抗して開発した大型旅客機で、当時の世界最長路線(シンガポール ーニューアーク)に就航しました。その頃は太平洋などの長距離航路の旅客機には緊急事態に備えた規制があり、4発エンジンの必要がありましたが、その後エンジンそのものの信頼性が向上したことや燃費効率の問題などから双発機が主流となります。
セネターラウンジのフード&ビバレッジ
飛行機の観察を終えたのでラウンジに戻り、軽く朝食をとることにします。
フードコーナーにはスツールと立食席がありサクッと済ますことも可能です。実際7時を過ぎるとビジネスマンがここで食事をとっている姿が多く見られました。
ドイツといえばビール!Beck’s とFranziskaner Weissbier(フランツィスカーナー・ヴァイスビア、と読みます)の2種類のサーバーがあり、専用のグラスに自由に注げるようになっています。
ドイツ産のワイン、リキュールやウイスキーなど洋酒のレパートリーは豊富な印象。
料理はハム、チーズ、フルーツ、シリアル、ハード系のパンを始め、朝食としては申し分ないラインナップでしたが、帰りに利用した早朝のプラハ空港でのラウンジやワルシャワ空港のラウンジと比べると、少し質素な気がしました。
ホットミールはソーセージやハッシュドポテトなど、ドイツ!といった感じのものが並びます。ソーセージはグリルで焼いたタイプでした。
パンコーナーのプレッツェルにもドイツらしさを感じます。
席に戻って実食。このクロワッサンとアップルパイが温かくサクサクしていて、とてもおいしかったです。ついお代わりをしてしまいました。
ビールはFranziskaner Weissbier(フランツィスカーナー・ヴァイスビア)にしました。小麦を原料にした、いわゆるホワイトビールになります。ホワイトビールのような白っぽさはないですが、若干濁りが見えます。口に含むと柔らかな甘みと若干の酸味を感じ、飲みやすいタイプですがボディもしっかりしており、とても好みの味わいでした。
セネターラウンジのトイレ&シャワー
お腹を満たしたところでお手洗いへ。トイレとシャワールームはフードコーナーの先に位置しています。シャワーは利用していませんが、専用の受付がありました。トイレも広々と清潔でしたが、アメニティがロクシタンなのはさすがですね。
そのほかラウンジ内には仮眠室やリラクゼーションコーナーなどもありました。
森林を模した壁に向かって、ゆったりと横になれるソファースペース。
ラウンジをウロウロして席に戻り、日本で事前購入しておいたSIMカードをセッティングします。するとすぐにルフトハンザ航空からのゲート変更のメールが届きました。A52からA11に変更。フランクフルト空港は広いので、移動に20分弱かかる場合もあります。確認するとラウンジから直ぐのゲートで、ほっと胸をなでおろしました。
また、今回はANA特典航空券で予約したのでルフトハンザ航空のサイトでは一切手続をしていませんが、スターアライアンス同士で航空券情報を共有しているため、変更案内などが届くのは大変便利だなと感じました。
フランクフルト空港 Lufthansa Senator Lounge まとめ
今回は朝6時~8時の利用でした。到着時、座席は1/3ほどしか埋まっておらず、ビジネス客の利用が主なため静かで快適に過ごせました。7時以降はビジネス客が増え、8割ほどの混雑でしたが、ソファ席には座らずバーコーナーでさっと食事を済ませてフライトへ向かう人も多かったです。
仮眠室や体を休めることができるソファ、落ち着いた照明なので、快適度は高いと思います。
フードはラインナップが少なかったので★2です。数種のソーセージが楽しめると他の方のブログを読んでいたのですが、1種類しかなく残念でした。フードはランチタイムやディナータイムの方が充実しているのかもしれません。
Lufthansa Senator Lounge
Opening hours: 05:00 – 22:00