カヤジャム食べ比べ第2回は、エッグタルトで有名な東興(Tong Heng)とカヤトースト界の帝王Ya Kun Kaya Toastのカヤジャムを食べ比べます!
☝カヤジャムについての予備知識やカヤトーストの作り方を知りたい!という方は第1回をぜひご覧ください。
- お値段 : 6.8 SGD
- 店舗数 : 2店舗
- スタイル : ニョニャ
- ポイント : リニューアルしたデザイン
チャイナタウンに路面店を構え、主に月餅やエッグタルトなどの広東菓子を提供する東興(Tong Heng)。1935年創業の老舗ですが、昨今のニーズに合わせ店舗~パッケージまで全てのデザインをリニューアル。
若い人に向けたマーケティングにより、特にダイヤ型の見た目とパッケージのデザインにインパクトのあるエッグタルトが話題となり、SNSでも大人気!見た目はモダン、中身はトラディショナルな東興。カヤジャムの味も気になります。
- お値段 : 6.8 SGD
- 店舗数 : 半端ない
- スタイル : ニョニャ
- ポイント : 保存料・人工着色料/香料無添加
シンガポールに行けば必ず目にするヤクン・カヤトースト。シグネチャーはもちろんカヤトースト!多くの人を魅了してやまないヤクンですが、だからこそあがる期待値のハードル。
カヤジャムの比較スタート!
まずはテクスチャをチェック。ヤクンの方がとろっとなめらかな見た目をしています。東興は、やや粗さが残り固め。色合いは東興の方が黄味がかっていて鶯色。ヤクンは暗めの色合いで無添加な感じです。
前回はシンガポールのカヤトーストを目指し、薄切りパン×ホットサンドメーカーで挑戦してみたのですが、再現率が高くありませんでした。
しかもお土産でもらってカヤトーストを知らない人が、どうやって食べるだろう?と考えるとわざわざホットサンドにはしないよな、と。
その結果、自宅でカヤジャムを食べるなら、食パンをこんがりめに焼いてバターたっぷり塗ってからカヤジャム塗るのが結局最強なのではという結論に至りまして今回はオープンサンドで食べ比べてみました。
東興のカヤジャムは、キャッチ―な甘さで最初は「お、子供受けもいいかな?」と思いましたが、後味に少し癖があり、パンダンリーフの香りを強く感じました。
ニョニャスタイルのカヤジャムでも、ここまでパンダンリーフの香りが強いのは初めてで、ハーブや薬膳系の味が苦手な方は、他の種類のカヤジャムにした方がベターかもしれません。
☝東興ではニョニャスタイルの他にも、ココナッツシュガーフレーバーとシーソルトフレーバーのカヤジャムを売っています。
ヤクンはお芋クリームのようなまったりとした甘さが印象的でした。濃厚で甘さもほどよく、年配の方に好んでもらえそうな味だなと思いました。
どことなく和な甘さがあるので、意外とお団子や大福などの和菓子の食材とも相性がよさそうだなと思います。
でもやっぱりこのシンガポールのヤクンで食べたような感動は得られず。むしろカヤジャム単体で食べると「こんな味だったっけ?」という感も拭えません。カヤジャムは別物!として割り切るのが幸せへの近道な気がしました‥‥。
第2回 カヤジャム食べ比べ まとめ
今回はどちらもちょっと癖のあるカヤジャムだったように思いますが、どちらもデザインが可愛いので人にあげたくなりますよね‥‥。東興は、もしお土産として人にあげるなら、ココナッツシュガーのハイナン式の方が万人受けする味かなと思います。
ヤクンも味自体はTHE★カヤジャムといった感じではないですが、サイズも小さめで上品でやさしい甘さはお土産として渡しやすいです。
また、今回は、シンガポールのオーチャードにある高島屋に入っているヤクンで限定パッケージのカヤジャムが購入できました。開けた時にバラの花が見えるので、特別感もあり、プレゼントにも喜ばれそうです。
第2回までの比較をまとめると、
- 万人受けを求めるなら第1回で紹介したTOAST BOXのカヤジャム
- 目上や年配の方には上品で優しい甘さのヤクンのカヤジャム
- 個性的な味に挑戦したいという方には東興のカヤジャム
カヤジャムは瓶に入っているので、どうしても重たくなりがちです。お土産で購入する場合は計画を練ってから購入しましょう!ヤクンはカヤジャム味のクッキーもお土産としてオススメです。
☝2020年7月、ヤクンが日本に再上陸しました!
次回のカヤジャム食べ比べは、日本でも買えるカヤジャムの食べ比べをしたいと思います!お楽しみに。