【シンガポール】パン・パシフィック・サービスアパートメント 絶景プールと朝食ブッフェに目が♡ 穴場ホテルのご紹介

今回2018年8月の旅行で利用したアラブストリートのPan Pacific Serviced Suites Beach Road パン・パシフィック・サービス・スイーツ・ビーチ・ロード(長い)

広くてスタイリッシュなデザインの高級ホテルを展開するパンパシフィックグループのサービスアパートメントタイプのホテルです。

サービスアパートメントって?

まだ日本では馴染みがないかもしれませんが、基本的には長期滞在者向けの宿泊施設になります。リビング、キッチン、ベッドルームと複数の部屋に分かれており、広さも1ベッドルーム~3ベッドルーム、中にはメゾネットタイプのお部屋まであり、家具家電・収納も充実し、まさにアパートの一室やマンションを借りているかのように過ごすことのできるホテルです。

清掃やタオルの交換は通常のホテルと同様毎日入りますので、暮らすように泊まりながらも日々の煩わしい家事などからは解放され、快適に過ごせます。

また、一人でのビジネス利用からカップル、ファミリーやグループまで、利用者に制限はなく、最低日数をクリア(予約方法のところで詳しく解説します)すれば誰でも宿泊することができます。もちろん観光が目的だからと言って宿泊を断られることはありません。

他のサービスアパートメントでは、ファミリー向けの部屋展開が多く見受けられますが、今回宿泊したパン・パシフィック・サービス・スイーツ・ビーチ・ロードでは1ベッドルームの客室が多く、どちらかといえばビジネスマンやカップルの利用をメインターゲットとしているようです。

パン・パシフィック・サービス・スイーツ・ビーチ・ロードはこんな人にオススメ

さて、こちらのホテル、結論から言いますとマリーナ・ベイサンズのインフィニティプールが混んでいて残念に思った方や、お値段を抑えておいしい朝食付きの広いホテル(最高!)をお探しの方、サービスアパートメントに泊まりたいけれど子連れが少なめで騒がしくないホテルを選びたい方、夜景が綺麗なホテルに泊まりたい方にとってもオススメなホテルです。

パン・パシフィック・サービス・スイート ロビー

シンガポール滞在のホテルを検討中の方にも既に予約を取った方にも役立つ情報を載せていますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

パン・パシフィック・サービス・スイーツ・ビーチ・ロードのアクセス

空港からはタクシーで15~20分くらい。立地は良いと思います。

タクシーに乗る時の注意
ホテル名が長いからと言って、ただ単に”パン・パシフィックホテルへお願いします”と言ってしまうと、マリーナ・スクエア方面にあるもう一つのグループホテルに連れていかれてしまうことがあるので要注意です。英語が苦手な方はホテルの情報をプリントして見せてあげると間違いないですよ

MRTダウンタウン線のブギス駅から徒歩10分ほど、という口コミが多いですが、一番近い出口からだと5分くらいです。Google map上に見えている、ハイアットのAndazホテルが入っているDUOという建物の中を通っていく感じです。ただ、ホテルの入口が表通りに面しておらず、建物に沿ってぐるっと回り込むので、最初は分かりづらいかもしれません。

ホテルからは、若者カルチャーが栄えるハジ・レーンが大通りを渡ってすぐ見えます。スルタン・モスクもほぼ一直線上にあります。

客室と設備

今回泊まったルームタイプは1ベッドルーム エグゼクティブ スイート (1 Bedroom Executive Suite)

扉を開けるとすぐに広々としたリビング。色味を抑えたスタイリッシュなコーディネートです。ホームページの写真と比べても全く遜色がありません。

コンセントが、これからご紹介するベッドルーム含め至る所にあり便利です。一般的なホテルの倍くらい備え付けてあります。お部屋の広さも普通のシティホテルの倍くらい(45㎡)あるので当然といえば当然かもしれませんが…。

大画面のテレビの横を進むとベッドルームがあります。

ベッドルーム

シティビューが素晴らしく、スルタン・モスクが目の前に見えます。コーランが聞こえて朝早くに起こされるという口コミもあって心配していたのですが、外の音が聞こえることはありませんでした。



夜はスルタン・モスクがライトアップ。上の写真の青色に光っている部分が様々な色に変わって目を楽しませてくれます。

バスルーム

洗面所とトイレ。大きな鏡の裏が全て収納になっているので、お化粧品やヘアブラシ、彼のヒゲソリなど、普段洗面所まわりで使っているものを家にいる時と変わらず全部しまっておけるのでとっても便利でした。

シャワールーム。ドア扉の締まりが悪く水が漏れてしまうのでタオルで止めるなどして対応しました。シャワーの出は悪くないです。

キッチン

 

キッチン。パッと見、簡素な設備に見えますが、アパートメントタイプなのでいろいろ戸棚にしまってあります。写真では見えないですが大きな冷蔵庫やティファールの湯沸かし器、オーブン(電子レンジはなし)、炊飯器、トースターなどなど、調理器具や食器が一通りそろっています。

お水のペットボトルが毎日2~3本補充されていくのも嬉しい。

引き出しや戸棚を開けていきましょう。

1段目の引き出しガラガラ。ワイングラスがあるのが嬉しい。グラスがあるということはオープナーもあります。酒飲み安心設備。果物ナイフや芯抜きがあるのはフルーツが豊富なシンガポールらしい備えだなと思いました。

2段目:鍋敷き、まな板、鍋つかみ、ふきん

3段目:コンロは一つだけどお鍋やフライパンもサイズ違いでいろいろ入っています。

戸棚を開けると、

長期滞在の日本人が泣いて喜ぶ炊飯器

その他、トースター、ざる、お皿、クーラーなどなど。

ネスカフェのコーヒーマシンもあります。最初から用意されている分、各種1杯ずつは無料なのでぜひお試しを。近くのスーパーでもネスプレッソのカプセルが売っていたので、気に入ったり長期滞在するならばそちらで購入するのもいいかもしれません。もちろんフロントに電話すれば、ホテルで追加購入もできます。

埋め込まれ型オーブン。電子レンジがないのは残念です。

洗濯機、物干し竿、アイロン台はオーブンの横にありました。洗剤はシンクの下にありました。

年中常夏のシンガポールで汗を吸ったお洋服をこまめに洗えるのは何とも嬉しい。しかしこの洗濯乾燥機、洗濯から乾燥までで4~5時間かかりました。それでも生乾きのものがあったり…彼のポロシャツは縮んだり…。大事なお洋服ならランドリーサービスを利用した方がよいです。

エグゼクティブルームはバスタブなし

日本語の公式サイトではこのルームタイプはバスタブがついているという案内でしたが、蓋を開けてみるとシャワールームのみ。どういうこと?とフロントに画面を見せつつ確認すると、なんと英語と日本語のホームページでは文面が違う(翻訳担当者のミス)ということが判明、フロントのスタッフも驚き&困り顔。

初日は空いている部屋もないということで、バスタブついてない以外は特に問題もなかったので、一旦部屋に戻る。2日目に「バスタブ付きの部屋が空いた」と連絡があり、見に行ってみるとダウングレードで眺めが悪い&部屋の広さは同じでもレイアウトが窮屈に感じたので、部屋はそのまま利用することにしました。でもバスタブがあると思って予約した部屋なので英語交渉→通常12時までのレイトチェックアウトを16時まで無料でつけてもらうまで粘りました。2018.09 現在は日本語表記に修正があることを確認しています(それもちょっと日本語変だけど)。日本人の皆様、何はともあれ海外ホテルの日本語訳サイトはお気を付けください…。

教訓としてはバスタブ表記があったとしてもバスタブリクエストのメールを送ることですね。日ごろから湯船に浸かる習慣のある人にとっては、連日シャワーでは疲れが溜まってしまいますから、快適に過ごすためには念には念をおすというのが大事だなと思いました。

ここのプールを知ってしまったわたしは恐らく一生”あの”プールには行かないと思う

21階に上がるとトレーニングジムとプールがあります。プールに入る場合、バスタオルはジムの横側を入ったところの棚にあります。バスローブはお部屋から持っていきましょう。

夏休みのど真ん中というのに、マリーナベイサンズのインフィニティに負けない絶景が広がるプールがほぼ貸し切り状態でした。

プールに入ると、シンガポールフライヤーや海が見えます。

こちらもプールからの眺め

奥の方には屋根のついたくるくる回る椅子があったりしてくつろぎスペースになっています。

本家は人がたくさんいすぎてげんなりという声も多く聞きますので、それなら静かにまったりくつろげるパン・パシフィックの方がいいですよね。わたしはたぶんもう有名な方に行くことはないだろうなと思います。

夜も夜景を見ながらまったりできて最高です。騒がしいカップルや子連れがいないのも最高。

穴がたくさん開いた光る椅子が、夜になると面白い。アート。草間彌生さんを彷彿とさせます。

朝食ビュッフェが豪華すぎる、しかも無料。

プールと共に特筆すべきオススメポイントが朝食ビュッフェ。ローカルフードを食べに行くのが好きなので、わたしたちは一度しか利用していないのですが、今になって若干後悔しています…。宿泊代込みとは思えない。クオリティが神です。和・洋・アラブ(?)揃っています。

日曜日はお休み
朝食ブッフェは日曜日はお休みです。

気になったものをよそってきてみました。だだん。左の鶏手羽のピリ辛トマトシチューと真ん中のパラパラピラフ?チャーハン?、見えないんですが肉の下らへんに隠れているお豆のトマト煮が美味しすぎて、この後おかわりしました。同じものが並んでるかわかりませんが、もしあればトライしてみてください。見た目よりだいぶおいしいです。

人がいないところを見計らっていそいそと写真を撮りに行きます。

まずはホットコーナーから。

蒸し器でパラパラを維持される高待遇チャーハン

鶏手羽のトマトシチュー。セロリやナスがゴロゴロ入っていておいしい。チャーハンにかけて食べるとなおおいしい。

スクランブルエッグもおいしい。豆のトマト煮がなんともブギスエリアにあるホテルっぽい。交換のタイミングで蓋を外されていたところをパシャリ。

恐らく日本人は誰も食べないだろうけれど外国の人には好評な感じだったかき揚げ。オイリー。

冷たい飲み物はアップルジュース、ピンクグレープフルーツジュース、ミネラルウォーターから選べます。

チーズはかたまりを自分で切り分けるスタイル。

チーズの後ろには肉。ワイン欲しくなっちゃうな。おかしいな、今、朝だよね?

サラダコーナー。種類は多くありませんが、やっぱりお豆があるのがアラブよね。ケッパーとかオリーブとかピクルスとかの名脇役とエキストラバージンオリーブオイルがドレッシングコーナーにあったりするのもいい。渋い。

パンは種類が豊富。わたしは食べておりませんが、彼がどれもおいしいと言っていたのをここに報告しておきます。

シリアルは3種類。外国のお方はシリアル率高め。皆さん下についているレバーをくるくる回してお皿に盛っていました。楽しそう。

シリアルにかける牛乳もSKIM MILK(無脂肪乳)かFULL CREAM MILK(普通の牛乳)か選べるこだわり。

デザートコーナー。フルーツは入れ替わり立ち代わり、パパイヤ、ドラゴンフルーツ、スイカ、パイナップル、みかん、バナナなど…南国よりのチョイスで次々に補充されていました。一番左のラズベリーやブラックベリーが浮いているのはオートミールでカボチャの種やドライフルーツのトッピングも充実。市販のヨーグルトも置いてあります。

デザートはこんな感じでよそっていただきました。お腹いっぱいです!

食後のコーヒーは専用のマシンで。普通のコーヒー、ラテは苦めなので、ミルク入りのマイルドな味が好きであればフラットホワイトがおすすめ。美味しいです。

Dilmahの紅茶もたくさん種類がありました。テイクアウトカップもあるので、お部屋に持って帰っても楽しめます。

夏休みでも家族連れ・日本人の利用は少なめで落ち着いた雰囲気

外国人旅行者の家族連れは、朝食をとる際にちらほらといましたが、それ以外ですれ違ったりエレベーターで一緒になることなどはなく、プールも基本的に大人の利用者ばかりでした。ホテル全体の雰囲気は落ち着いていて静かです。

また、トリップアドバイザーでは日本語の口コミもあるのですが、今回の滞在では日本人の利用者をみかけることもありませんでした。

フロントのスタッフとは英語でのやり取りが基本で、日本語のできるスタッフはいません。



パン・パシフィック・サービス・スイート・ビーチロード オススメの予約方法

今回わたしたちは公式サイトからではなくagodaで予約をしました!agodaはシンガポールに拠点があり、東南アジアの宿泊予約には特に強いと思います。他にも予約サイトは色々とありますが、何よりも料金重視の方はこうした予約サイトを比較して安いところでOKと思います。

Expediaでもシンガポールのホテルを検索し予約したことがありますが、agodaの方が、ホテルの数が多く、料金が安い場合が多い気がします。

また、サービスアパートメントホテルの場合、公式サイトで予約をとろうとすると最低宿泊日数が通常1週間~となっていますが、予約サイトを使用すると1日~でも予約可能な場合があり、最低宿泊日数の縛りがなくなるのも大きなメリットといえます(全てのサービスアパートメント、期間に適用されるとは限りません)。

ただ、何かあった時のサービスを期待するなら公式サイトから予約した方がよいのかな、とも今回宿泊してみて思いました。

上記に書いた通り、トラブル時も粘り強く(ブログではだいぶ省いてますがレイトチェックアウトの時間延長決定まで3回フロントに行き、最終的にマネージャーさんとまで話しています…)交渉さえすればこちらに非がない場合要望に応えてくれることもあります。ただ、公式サイトから予約していれば、ダウングレードのバスタブ付きの部屋でなく、アップグレードした上でバスタブ付きの部屋に変更してもらえたりしたのかなという思いがよぎったりしました。

公式サイトから予約してくれれば宿泊費は全てホテルの懐に入るのに、Expediaやagoda、Hotels.comなどの予約サイトで安くプランを提供し、それに加えて手数料なども発生しているということを考えれば、公式サイト以外からの予約で泊まる客のサービスの質を下げるというのは自然の摂理のように思えるからです。

サービスの質を下げるといっても、眼に見えてわかるほど下げられるようなこともないので、トラブルがなければ予約サイトから予約すれば安く泊まれるしポイントも溜まるし便利であることに変わりはないのですが、もしこれが家族でめったに来れない海外旅行で…とかだったら、しかも英語が喋れないとかだったら真っ青だなと思ったのです。

もちろん旅行の玄人さんはバンバン予約サイトを使っていきましょう!でもこのブログを読んでくださっている方はシンガポールに旅行に行くのが初めてだったり英語が苦手な方だったりするかもしれないので、そういう方は日本のヘルプデスクにいつでもつながる旅行代理店や英語ができれば公式サイトからの予約がおすすめです。

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