駅前やデパートの旅行会社の前にずらっと並ぶ魅力的なツアーのパンフレット。「見どころ満載!ヨーロッパ周遊9日間」「三ツ星ホテルにステイ!往復10万円でいくシンガポール」…などなど。予定がなくても思わず立ち止まってしまい、目移りの末気になるものを持ち帰ってしまう・・・なんていう経験は、旅行好きの方なら心あたりがあるのでは。
わたしの彼もツアーのパンフレットを見比べるのが好きで、よく「こんなに持って帰ってきてどうするの!」とちょっとした言い合いになります(笑)。
今回は、パンフレットをたくさん持って帰ってきても、結局「どのツアー会社がいいの?」という疑問で手が止まってしまう方もいらっしゃるのはないかと思い、実際に複数の旅行会社を利用してきた彼がオススメする旅行会社とその理由についてまとめました!
どんな旅行会社がある?
海外旅行の大手といえば、業界で1位2位を争っているのがJTBとHISです。その次には近畿日本ツーリスト、日本旅行、阪急交通社、JALパックと聞き覚えのある会社が続きます。
列挙した以外にもパッケージツアーを手掛ける有名な会社は数多くあり、その他、中小規模の会社も含めれば、旅行会社の数は全国に1万社と言われています。
パッケージツアーの基礎知識
個人旅行の場合、本来別々に手配する宿泊先と移動手段を「まとめて」旅行会社が手配してくれるので“パッケージ”ツアーといいます。
旅行会社の提案するパッケージツアーの内容、つまりどんな宿泊先と移動手段がセットになっているのかという旅程の内容が、冒頭で触れたずらりと並ぶツアーパンフレットに書かれているのですね。
添乗員の同行や観光、食事などのオプションの幅はさまざまですが、基本的には出発から帰着までを旅行会社にお任せできるため、海外初心者でも安心して参加できるというのがパッケージツアーのメリットです。
の記事でもパッケージツアーと個人旅行の比較をしているので参考になさってください。
旅行会社を選ぶ基準は?
旅行で重要視する点は人によりけりですが、基本的には旅行の内容と価格のバランスが判断基準になるのではないでしょうか。
わたしがパンフレットを詳細に見比べて実際に参加した経験から感じた印象を簡単にまとめると以下の通りです。
JTB:値段は高めだけど旅行の内容やサービスなどクオリティが高く、海外初心者でも安心
HIS:手頃な価格で多くの種類のツアーを催行していて、航空券やホテルの手配に強い会社、どちらかと言えば旅慣れた個人旅行派の人が多い印象
近畿日本ツーリスト:旅行の内容と価格のバランスがいい、同じ方面のツアーでもおっと思わせる立ち寄り箇所・オプションがある
パッケージツアーならではの判断基準
ただ、旅行の内容と価格のバランスだけを判断基準にするなら、個人で手配する旅行とさほど変わりないのではと思う方もいらっしゃると思います。実はもう一つ「パッケージツアーならでは」の判断基準があります。
パッケージツアーの申し込み者(参加者)は、ツアーを催行する旅行会社と契約を結びます。旅程に記載された内容を旅行会社が責任を持って催行する義務が生じるので、ツアー会社はパンフレットで想起させる「素晴らしい旅行体験」をある程度実現させなければならないのですね。
このパッケージツアーが契約行為である、ということがミソなわけです。どういうことか?
パッケージツアーの場合、旅行につきものな「トラブルへの対応力」も判断基準に含まれてくるということです。
しかしながら、パンフレットをなんとなく眺めているだけでは、ツアー会社の力量=契約の遂行能力・緊急時の対応力などを推し量るのは難しいでしょう。そこで、次の項では実際の体験談をもとにオススメのツアー会社を紹介していきます。
ズバリおすすめの旅行会社はここ!
わたしも実際に旅行中何度かトラブルに遭遇しましたが、トラブル対応力で断トツに強いのはズバリ「JTB」です!
いずれも飛行機に関するものですが、具体例を載せていきます。
CASE 1 機材トラブルでフライトがキャンセル
ヨーロッパのツアーからの帰国時、空港でチェックインを済ませて飛行機に搭乗。名残惜しく座席の窓からぼんやり外を見ているとアナウンスが流れ、なんと機材トラブルでフライトがキャンセルに!飛行機から降ろされ大騒ぎ。
CASE 2 搭乗直前でフライトが翌朝に変更
グアムからの帰国日、昼頃にホテルのロビーで他のツアー会社参加者と一緒に空港への移動を待っていました。すると帰国便の到着がトラブルで遅れ、フライトが翌朝に変更になると連絡が。
このようなトラブル時の対応の素早さはと的確さは、現地での実績や信頼関係が築けていないとできないワザだと思います。言葉や習慣の違う海外でトラブルに遭遇するととても不安に感じますが、それを全く感じさせない対応力はさすがJTBの面目躍如でした。
また、トラブル対応だけではなく、ホテルのグレードや観光の充実度、オプションの選択肢やフリー時間の多さなど、値段に見合ったクオリティの高さを感じるのもJTB。
海外旅行自体が初めてだったり、海外慣れしていない友人や家族を連れての旅行でパッケージツアーを選ぶなら、「安心を買う」という意味でも、JTBをおすすめします。
ダイナミックパッケージが人気の今、パッケージツアーの意義とは?
最近では、インターネットで航空券とホテルを組み合わせるダイナミックパッケージも人気になってきています。エクスペディアや楽天トラベルが代表的ですが、お手頃の航空券と口コミ評価の高いホテルの組み合わせを自分で簡単に探すことができます。
個人旅行のハードルが低くなった今、団体のパッケージツアーの意義はなんでしょうか?
やはりツアーに申し込めば全てお任せで旅行ができる手軽さと安心感だと思います。さらに最近では、ただ単に有名な観光地に連れて行ってくれるだけではなく、世界遺産を巡る、歴史の専門家の解説がある、個人では予約が難しいレストランでワインソムリエの講義を受ける、など体験型の魅力的なオプションが含まれたパッケージツアーが増えています。
また、高齢化が進んでいる現代では、観光による疲労に配慮したゆっくり回るプランの人気も高まってきています。
安くてリーズナブルなダイナミックパッケージに代表される個人旅行と、こだわりのサービスを満喫でき安心感とゆとりのあるパッケージツアー、それぞれのメリットを把握し、目的によって使い分けるのが賢い選択だと思います。
ぜひ、 の記事でもパッケージツアーと個人旅行の比較をしているので参考になさってください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!