皆さん、シンガポールでの移動、どうしていますか?
一年中夏日のシンガポールでは、徒歩で移動するなんてことは最低限に留めたいところ。交通費が日本の約半分以下で済んでしまうシンガポールでは、地下鉄、バス、タクシーなど移動手段も様々。その中でも、シンガポールでの旅行や滞在が初めて!という方におすすめの移動手段はというと、MRT(地下鉄)になります。
2019年8月現在、シンガポールのMRTは全部で5路線が走り、中心部に位置する様々な観光地スポットにアクセスが可能です。清潔・安全で、時間も正確なMRTは、シンガポールに慣れていない方でも日本にいる時と変わらない感覚で乗りこなせるでしょう。
MRTの乗車方法は3つ!一番お得な乗り方は?
それでは、MRTの乗車方法を比較していきます。
Standard Ticket(スタンダードチケット)
乗車の都度に料金を券売機で入金して使用する、日本で切符を購入する感覚に近いチケットです。購入後30日の間に6回まで使用可能で、購入時に10セントのデポジットが課金され、3回目の乗車でデポジットが戻り、6回目の乗車で10セントの割引が受けられます。
ただし、後述するEZ-Linkカードに比べて乗車料金が高いことと、乗車の都度に券売機で入金が必要なことがデメリットです。シンガポールのMRTの駅は券売機の数が少なく、利用者が多い駅では券売機に行列ができることもしばしば。家族旅行などで人数が多い時は特に入金だけで時間を取られてしまい、乗りたい電車に間に合わない…なんてことも。
基本的に移動はタクシーという方、旅行中に2、3回しかMRTに乗る予定がないので少々手間がかかってもいいという場合には適していると思います。なお、バスには乗れません。
Singapore Tourist Pass(シンガポールツーリストパス)
MRTとバスが乗り放題の旅行者向けパスで、1日パスS$20、2日パスS$26、3日パスS$30の3タイプ。3タイプとも料金の内S$10はデポジットで5日以内に返却すれば返金されます。
購入と返却の場所がMRT主要16駅のチケットオフィスに限られることと、4日以上のパスがないことがデメリットですが、それ以上に料金分を乗車することは滅多にないと思います。
シンガポールではMRTとバスの料金は共通で安く設定されていて、中心部の短距離移動の場合は最低料金のS$0.83で済んでしまうことがしばしば。3日パスを買った場合、25回以上乗らないと元が取れない料金設定です。
ツーリストパスの購入を検討されていた方は、ぜひ次でご紹介するEZ-linkカードと比較してみてください!
EZ-Linkカード
3種類の乗車方法の中で断トツでおすすめなのがEZ-Linkカード。プリペイド式のICカードでS$10(約800円)単位でチャージして使用します。
購入場所は、各MRT駅のチケットオフィス全40か所と主要な駅のサービスセンター。駅の有人窓口なら購入ができるようです。また、セブンイレブンでも販売しているので、ちょっとした買い物ついでにも購入できるのが便利!
セブンイレブン S$10(デポジットS$5、利用可能額S$5)
デポジットは返金不可ですが、チャージした金額の残高はチケットオフィスで返金可。
EZ-linkカードのメリットとして、まず乗車料金がStandard Ticketよりも安く設定されています。日本でも紙の切符よりICカード利用時の方が数円安く設定されていますよね。
使いかたも簡単で、改札機の丸い部分にピッとタッチするだけです。
EZ-Linkカードのタッチの反応は日本のICカードより弱め。改札で止まって焦ってしまうことのないよう、タッチは確実に!
また、日本のSuicaやPASMOなどのICカードと同じく、チャージしたものを改札でタッチするだけで乗車できるのでスムーズです。EZ-linkはバスにも乗れるので、移動の選択肢が増えて観光の効率性が格段に高まります。
さらにさらに、有効期限が購入から5年なので、適当な金額をチャージしてあまったら次のシンガポール旅行の時に使う!なんてことも可能。
カードのデザインも多く、期間限定のデザインや好きなデザインを探すのも楽しみです。なぜかサンリオやアメリカのヒーロー物が多いですが…。
一時期スターバックスとのコラボデザインという限定EZ-linkカードも発売されていました。
とっても可愛くてお気に入りです!
EZ-link Information
参考
EZ-linkの販売場所と窓口の営業時間を確認EZ-link Official Site
シンガポール到着して直ぐは、MRTチャンギ空港のチケット窓口でも購入できますが、現金のみの取り扱い。チャンギ空港の公式旅行案内所、チャンギ空港リコメンドは24h営業で、クレジットカードでも決済できるので、デザインが気に入ったらこちらに行くのもあり!
MRTとEZ-linkカードを使いこなして、快適なシンガポールの旅を楽しんでください!