ワルシャワ・ショパン空港のスターアライアンス専用ラウンジreport

2019年6月、チェコの首都プラハから帰国の際にワルシャワ・ショパン空港にてスターアライアンス専用のラウンジを利用しました。

ワルシャワ空港内の5ラウンジ中2か所がスターアライアンス専用

ワルシャワ・ショパン空港内には、フレデリック・ショパンの作曲した作品にちなみ、Preludium(前奏曲)/ Mazurek(マズルカ)/ Polonez(ポロネーズ)/ Bolero(ボレロ)/ Fantazja(幻想曲)という名前を冠した5つのエグゼクティブ・ラウンジが用意されています。

その内、Mazurek(マズルカ)及び Polonez(ポロネーズ)がLOTポーランド航空によって運営され、LOT他、スターアライアンス専用のラウンジとなっています。

Polonez Lounge ポロネーズ・ラウンジ

アクセス

シェンゲン協定外の国から入国した場合、手荷物検査のゲートを出た目の前にあります。また、シェンゲン協定内へのフライトもしくは、シェンゲン協定外の国へのフライトで、ハブとしてワルシャワ空港を利用する場合の出国審査前には、こちらのラウンジが利用できます。

フロアは3Fで、手荷物検査ゲートの出口にあるので、少しわかりづらいかもしれません。

LOT Business Lounge ‘Polonez’

Location: Schengen Area, close to Gate 24/26.

Opening hours: 05:00 – 23:00

鰻の寝床みたいに奥行きがあるつくりになっています。

ラウンジの中央には揺り籠チェアがありました。人気なようでなかなか空いてるタイミングがありませんでしたが、長旅の疲れを癒すにはもってこいです。

フード

お腹が空いていたので、フードサービスを利用しました。フードブースは2箇所あります。置いてあるものはほとんど一緒ですが、ホットミールの内容が違ったので、しっかり食事をとる際は、両方見てみて好みの方を選んでください

ビールは飛行機内でも配られるZYWIECの瓶が用意。

洋酒コーナーにはミュシャのプロセッコや白ワイン、ポーランド特産のリキュールなどが冷やしてあります。ウィスキーも、バランタイン、ワイルドターキーなど、ANAのラウンジとは違った品揃えです。

 

別の冷蔵庫にはズブロッカやアップルサイダー、カップサラダもありました。

紅茶はDilmahです。

コールドミールはショーケースに入っています、チーズ類、ハムやサラミ、巻き寿司、魚のタルト、野菜スティックなど色彩豊かでついつい手がのびてしまいます。

ニンジンのスナック菓子。おいしそう。

手始めにコールドミールとミュシャのプロセッコ。ミュシャのプロセッコ、予想以上に美味しくて、プラハの空港のお土産屋さんで買えばよかった…と少し後悔。

飲み終わったら花瓶にも使えそうだし…。

食べ物に見えない真っ青なチーズ。これが本物のブルーチーズやで…。おそるおそる口に運んでみると、タイムかな?すっとしたハーブの香りがほんのり後味に残るくらいで、強烈なクセなどはなく、おいしく食べやすい味でした。

ブルーチーズの右下に移っているセミドライのアプリコットが混ぜ込んであるチーズもとっても美味しかったです。

この海苔巻きも口に運んでみると意外や意外。コチュジャンがぴりりと聞いた韓国風の味付けでとってもおいしかったです。青魚が乗った小さなタルトもおいしくて~ワインが進む~。

隣の広いテーブルが空いたので、メインへ移ります。

食べ応えのあるハムのクリーム煮と、ズッキーニ・にんじん・ポロねぎの温野菜、ジャガイモのカレー粉炒め。しょっぱかったけど、味つけは日本人にも合います

スープ。美味しいけど緑色なのにトマトの味がして、酸っぱさわやかで不思議な味でした。

おなか一杯になってしまったので、デザートは入りませんでしたが、各種色とりどりのフルーツやケーキ、ヨーグルトなども用意がありました。

トイレ&シャワー

お手洗いはシンプル。プラハ国際空港のラウンジのようにビデはありません。シャワーとトイレは同じ場所にあり、ドライヤー、化粧水、美容液が備わっています。

Polonez Loungeの評価
混雑度
(3.5)
快適度
(3.0)
フード
(4.0)
Total
(3.5)

Mazurek Lounge マズルカ・ラウンジ

アクセス

シェンゲン協定外の国へのフライトで出国審査を通過した後にラウンジを利用する場合、Mazurekラウンジを利用することになります。該当するフライトの場合、ゲート番号に”N”が付くので分かりやすいです。

フロアは1Fで、ボレロラウンジと隣り合っています。

LOT Business Lounge ‘Mazurek’

Location: Non-Schengen Area
Opening hours: 06:15 – 23:00

リビングのようにデザインされたラウンジは、席にゆとりがありくつろげる空間…ではありますが、この時はすごい混雑で、スタンディングのカウンターにしかスペースがありませんでした。ラウンジ自体もすごくコンパクトなつくりになっており、収容人数はPolonez Lounge の半分程度だと思います。

フード

内容はPolonez Lounge とほぼ同じです。ただ前述した通り非常に狭く、小さい子が走り回っていたりもするので、食事をゆっくり楽しむような雰囲気ではありません

この時はアップルサイダーだけ飲んでそそくさと退散。ちなみにこちら、デザイン的にノンアルコールかと思ったら、4.5%のアルコール飲料でした。普通に日本のビール並みです。とても美味しかったです!

トイレ

トイレはラウンジの奥に一つだけしかありません。が、ワルシャワ空港全体としてトイレが少ない&汚いので、ラウンジのトイレを利用されるといいと思います。

Mazurek Loungeの評価
混雑度
(5.0)
快適度
(2.5)
フード
(3.0)
Total
(2.5)

ワルシャワ空港ラウンジ利用のアドバイス

シェンゲンエリア外<シェンゲンエリア内

シェンゲンエリア内のフライトで利用できるラウンジの方が、混雑度が低いと思います。

スターアライアンスのメンバーで言うとPolonez Lounge の方です。

シェンゲンエリア内のフロアにはラウンジ以外にもショップやレストランなど、例えTransitタイムが長くても行く先が豊富ですが、一度シェンゲンエリア外のフライトのため出国審査をしてしまうと後には戻れず、ラウンジを利用できる人は各自のフライトまでラウンジに居座り続けます

さらに、ポーランド航空は遅延率が高めなので、余計に混みます…。

ラウンジではお土産で売っているお酒の試飲もできたりしますので、ラウンジでまったりしてから、最後のお土産をショップで買い、搭乗の1時間前くらいに出国審査をするくらいのスケジュールでいいと思います。

ラウンジのトイレを利用するのが吉

ワルシャワ空港は全体的にトイレの数が少なく、長蛇の列になっていることがしばしば。また、手洗い場の水が詰まっていたり、個室内が汚かったりということも多々ありますので、できればラウンジでトイレを済ませておくといいと思います。

荷物から目を離さないように

これはラウンジに限らず海外旅行中のどんな場面でもそうですが、荷物からは目を離さないように。特に一眼レフやスマホなどを置きっぱなしでフードをとりに行ったり、居眠りしてしまったり…という行動は意識してしないようにしましょう。

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