【2級】第7回 ビール検定 びあけん 出題傾向まとめ (2)

本記事は、第7回 ビール検定 びあけん 2級の出題傾向まとめ(2)です。第7回 ビール検定 びあけん 出題傾向まとめ (1)はこちら をどうぞ。

【2級】第7回 ビール検定 びあけん 出題傾向まとめ (1)

注意

本記事で参照しているテキストは 日本ビール検定公式テキスト [20184月改訂版] になります。Pの記述があるものは引用等の明記がない限り、全て左記版の頁になります。

どれくらい出た?酒税法改正関連問題

2018年4月1日酒税法改正によりビールの定義が大きく変わったことは、ビール検定の受験をお考えになっている皆さんにとっては周知の事実だと思いますが、はたして、ビール検定でこの酒税法改正に関わる問題がどの程度出題されたのか?という点については、まだ情報を入手できていない方も多いかと思います。

N=100なので酒税に関連する問題は8問出たことになりますが、便宜上「ビールの表示に関する公正競争規約」についての2問もこの内訳に含まれていますので、酒税法についての問題は6問出題されました。

おそらく一つのテーマについてここまでの数出題されることも早々ないと思うのですが、6問一挙ご紹介。答えは6問目の後にまとめます。

酒税法に関わる問題(全6問)

 

01:2018年4月の酒税法改正で新しく追加されたビールの副原料を次の選択肢より選べ。

(a) みそ
(b) 醤油
(c) ヨーグルト
(d)

こちら第7回ビール検定1問目の出題でした。うお…出た…と思いましたね…。

 

02:2018年4月の酒税法改正以前からビールの副原料として認められている物品を次の選択肢より選べ。

(a) ごま
(b) かぼちゃ
(c) ばれいしょ
(d) 大豆

酒税法改正前と後の副原料の違いをしっかりと覚えていないとケアレスミスしやすい問題です。

 

03:酒税法でビールの原料として条文の最初に挙げられているものを、次の選択肢より選べ。

(a) 大麦
(b) 小麦
(c) 麦芽
(d)

こちらは改正前の知識だけでも答えられる問題です。

 

04:日本の酒税法ではビールを定義する条件のひとつに麦芽比率が含まれている。この「麦芽比率」とは何か、次の選択肢より選べ。

(a) ホップ及び水以外の原料の重量中、麦芽が占める割合
(b) ホップ及びアルコール以外の重量中、麦芽が占める割合
(c) 麦及びホップ以外の原料の重量中、麦芽が占める割合
(d) ホップ及びでんぷん以外の原料の重量中、麦芽が占める割合

こちらも定義の話なので、前問と同様、改正前の知識だけでも答えられる問題です。

 

05:2018年4月の酒税法改正で新たに追加になったビールの副原料について、その重量は「(A)の百分の五を超えない」と定められている。
(A)にあてはまるものを次の選択肢より選べ。

(a) 原料
(b) 水を除く原料
(c) ビール
(d) 麦芽

これは単純に覚えているかどうかがポイントになります。

 

06:発泡酒に関する説明として誤っているものを次の選択肢より選べ。

(a) 発泡酒は日本特有の品目である
(b) 2020年10月より現在の新ジャンルの品目は発泡酒になる
(c) 発泡酒は戦時中に軍部が命じた代用ビール開発に始まった
(d) 発泡酒には麦芽比率が50%以上のものもある

それでは回答に参りましょう!

酒税法に関わる問題 ★回答と解説★

 

01:2018年4月の酒税法改正で新しく追加されたビールの副原料を次の選択肢より選べ。

(a) みそ
(b) 醤油
(c) ヨーグルト
(d)

01:(a)みそ

イメージだけなら、醤油っぽい。分かります。でも正解は(a)みそ

酒税法改正で多くの酒類の副原料の使用ができるようになり、その中には牡蠣、こんぶ、わかめ、鰹節、ココア、野菜など、一瞬「え?」と目の疑うようなものも多くあるのですが、特に”みそ”は意外かもしれません。みそって…どう使っても濁りそう。

ちなみに他の選択肢にある醤油、ヨーグルト、卵は、法改正後も副原料としての使用は認められていません

 

02:2018年4月の酒税法改正以前からビールの副原料として認められている物品を次の選択肢より選べ。

(a) ごま
(b) かぼちゃ
(c) ばれいしょ
(d) 大豆

01:(c)ばれいしょ

酒税法改正以前と後の副原料の違いをしっかりと覚えていないとケアレスミスしやすい問題です。ただ、酒税法改正以前に認められていた副原料の性質はあくまでビールの製造上必要なものがメインでしたので、ビールの糖化には”でんぷん”が必要であると考えると、これを補助するための副原料=でんぷん質を多く含むばれいしょが自然と候補に挙がってくるのではないでしょうか。

POINT
  • 酒税法改正前に認められていた副原料は・・・
    ⇒主にビールの製造上必要とされる物品(①麦、米、とうもろこし、こうりゃん、ばれいしょ、デンプン、糖類、または財務省令で定める苦味料もしくは着色料)
  • 酒税法改正後に追加された副原料は・・・
    ⇒主にビールの味わいに寄与する物品(①に加え果実、ハーブ、スパイスなどが追加された →P82)

ちなみにばれいしょ以外は全て4月の法改正より使用可能になった副原料です。

 

 

03:酒税法でビールの原料として条文の最初に挙げられているものを、次の選択肢より選べ。

(a) 大麦
(b) 小麦
(c) 麦芽
(d)

03:(c)麦芽

酒税法第3条第12号(2018年4月現在)において”次に掲げる酒類でアルコール分が20度未満のものをいう(イ)麦芽、ホップ及び水を原料として発酵させたもの(後略)”と定義されています。

 

04:日本の酒税法ではビールを定義する条件のひとつに麦芽比率が含まれている。この「麦芽比率」とは何か、次の選択肢より選べ。

(a) ホップ及び水以外の原料の重量中、麦芽が占める割合
(b) ホップ及びアルコール以外の重量中、麦芽が占める割合
(c) 麦及びホップ以外の原料の重量中、麦芽が占める割合
(d) ホップ及びでんぷん以外の原料の重量中、麦芽が占める割合

04:(a)ホップ及び水以外の原料の重量中、麦芽が占める割合

これも覚えよう
2018年4月1日の法改正により、改正前は67%以上と定義されていた麦芽比率が50%まで引き下げられました。麦芽比率の改正は110年ぶりになります。

 

05:2018年4月の酒税法改正で新たに追加になったビールの副原料について、その重量は「(A)の百分の五を超えない」と定められている。
(A)にあてはまるものを次の選択肢より選べ。

(a) 原料
(b) 水を除く原料
(c) ビール
(d) 麦芽

05:(d)麦芽

 

06:発泡酒に関する説明として誤っているものを次の選択肢より選べ。

(a) 発泡酒は日本特有の品目である
(b) 2020年10月より現在の新ジャンルの品目は発泡酒になる
(c) 発泡酒は戦時中に軍部が命じた代用ビール開発に始まった
(d) 発泡酒には麦芽比率が50%以上のものもある

06:(b)2020年10月より現在の新ジャンルの品目は発泡酒になる

第7回ビール検定2級の問題では、2023年に行われる発泡酒の定義改正についても出題されました。

「平成29年度税制改正」に含まれる3つの改正「ビールの定義改正」「発泡酒の定義改正」「段階的な税率の改正」のそれぞれの実施時期と内容が頭に入っていないと迷ってしまう問題です。

POINT
2020年10月には「段階的な税率の改正」により新ジャンルの税率が350mlあたり38円から28円へ引き下げられますが、新ジャンルの品目が発泡酒にに変更となるのは「発泡酒の定義改正」が実施される2023年10月です。

 

2018年は”時事問題”の難易度高し!バラエティ豊かな顔ぶれ

時事問題の出題は例年通り約1割に収まりました。

酒税法改正後に使用可能となった副原料を使った新商品についての問題が出題されるのではと予想していましたが、その数はゼロ

また、最近ますます勢いが増しているクラフトビールの商品については9問中2問(「水曜日のネコ」のビアスタイル、「COEDO 紅赤」の使用農作物)しか出題されませんでした(※アサヒビールの子会社であるクラフトビール会社の社名を問う問題も出題されましたが左記の2問には含めていません)

その他、サッカーワールドカップ ロシア大会2018で公式スポンサーになったビールブランドを問う問題や『東京酒場漂流記』『酒場のたわごと』などの著書があり、現在『ビール王国』にも連載を持っている芸能人についての問題、キリンビールが2018年に発売した高アルコールビールの商品名を問う問題など、今年の時事問題はふり幅が広い印象でした。

それでは特に(個人的に)難易度が高いと感じた問題3問をピックアップします。

2018年度 時事問題(全3問)

 

01:ビールテイストではあるが、液体の色が透明な発泡酒が、本年テスト販売された。この商品を販売したビールメーカーを次の選択肢より選べ。

(a) キリンビール
(b) サントリービール
(c) サッポロビール
(d) アサヒビール

 

 

02:サントリーが企画した「神泡プロモーション」について正しい説明を次の選択肢より選べ。

(a) 発泡酒と新ジャンルを除くサントリーのビールが対象である
(b) 昨年(2017年)の夏から実施している
(c) 広告中に単独で大きく表現する場合は「神泡。」と「。」をつけている
(d) 缶に取り付けると神泡が作れる神泡サーバーを250万個、樽生ビール設備のない飲食店に投入する

 

 

03:2018(平成30)年3月に国税庁が発表した「酒のしおり」によると、平成28年度末の国内地ビール製造場数(大手5社を除く)はいくつか、次の選択肢より選べ。

(a) 162場
(b) 182場
(c) 202場
(d) 222場

 

平成30年度 時事問題 ★回答と解説★

 

01:ビールテイストではあるが、液体の色が透明な発泡酒が、本年テスト販売された。この商品を販売したビールメーカーを次の選択肢より選べ。

(a) キリンビール
(b) サントリービール
(c) サッポロビール
(d) アサヒビール

01:(d)アサヒビール

出典:アサヒビール ニュースリリース 2018.06.25

正解はアサヒビール。2018年8月末までアサヒビール直営の4店舗のみでテスト販売された「クリアクラフト」が答えのビールとなります。

「この問題の何が難しいの?」と思われた方は以下スルーしてください。

わたしはこっちが頭に浮かんじゃいまして…サントリーの「オールフリーオールタイム」ですね。でもこちらはノンアルコールビール飲料で通常販売されているので、全然問題文に当てはまらないのです。

言い訳すると、ビール検定は100問を60分で解かないといけないので、1問あたり36秒でマークしていかないといけないわけです。問題文読んで反射的に分からないとなかなか焦ります。焦ると正常な思考停止→一番手っ取り早い記憶から答えを選んでしまうんですね。恐ろしい人間の脳。

しかもアサヒビールの子会社で働いていたので、テスト販売のみといえど社内の回覧でめっちゃ見てたんですがね…ショック…本当すみません…。

 

02:サントリーが企画した「神泡プロモーション」について正しい説明を次の選択肢より選べ。

(a) 発泡酒と新ジャンルを除くサントリーのビールが対象である
(b) 昨年(2017年)の夏から実施している
(c) 広告中に単独で大きく表現する場合は「神泡。」と「。」をつけている
(d) 缶に取り付けると神泡が作れる神泡サーバーを250万個、樽生ビール設備のない飲食店に投入する

02:(c)広告中に単独で大きく表現する場合は「神泡。」と「。」をつけている

心の中で大絶叫。「知るか!!!」と。すみません。どう考えたって正解じゃない選択肢の方が現実味があるんですもん。でも(c)でした。

こんな感じですね。

POINT
分からない時は違和感のある選択肢が正解なことが多い

いやこれ本当です。過去問でも多々ある感触です。「これ絶対違う…」とか「この選択肢だけなんか変…」とかそういうのが正解だったりすることってあるんです。

 

03:2018(平成30)年3月に国税庁が発表した「酒のしおり」によると、平成28年度末の国内地ビール製造場数(大手5社を除く)はいくつか、次の選択肢より選べ。

(a) 162場
(b) 182場
(c) 202場
(d) 222場

平成30年度は全部で132ページある国税庁発表の「酒のしおり」から出題されました。読み込んでいた人には簡単だったかもしれません(にっこり)。

引用元:平成30年度 酒のしおり 50頁 (14 酒類等製造免許場数の推移 付表1

え?私ですか?もちろん心の中で叫びましたよね。「知るかっ!」って(2回目)。もはや完全にあみだくじ。ええ、もちろんハズしました (チーン)。これ今回の検定内で一番難しい問題な気がします…。

ただ、ビール検定は全問正解で合格すると1年分のビールが贈呈されるので、満点を狙う人はこの「酒のしおり」までカバーしていないといけないということですね…。


参考
平成30年度 酒のしおり国税庁

 

2級合格のためのテキストの読み方

 

 

 

最後に、2級合格のためのテキストの読み方と題して、分析をしているうちに見つけたポイントを皆さんに伝授します。

2級合格には COLUMN & Key Word を押さえよ! 

えよーえよーえよーよーよー…(セルフ山彦)

はい、今回分析記事を書くにあたり全ての問題の解答が載っているページを書き出したところ、100問中21問がテキストのCOLUMNもしくはKey Wordを覚えていれば解ける問題だったのです。

カテゴリ
原料 P18 Key Word
原料 P26,28 COLUMN
原料 P23 COLUMN
原料 P26~27 COLUMN
製造工程 P58 Key Word,P98
製造工程 P50 Key Word
製造工程 P60 COLUMN,P85
テイスティング (a)⇒P134,(b)⇒P159 COLUMN
テイスティング P150~151 Key Word
テイスティング P164~165 COLUMN
テイスティング P164~165 COLUMN
テイスティング P174~175 COLUMN
ビールの世界史 P11 COLUMN
ビールの世界史 P94 COLUMN
ビールの世界史 P129 COLUMN
ビールの日本史 P118 – 新たな参入 + Key Word
ビールの日本史 P112~113 COLUMN,P118
文化 P146 COLUMN
酒税関連 P85 COLUMN
酒税関連 P85 COLUMN
製造工程 P57~60 COLUMN

ちなみにこんな感じです。意外とページにも偏りがあることが分かります。

 

まとめ

2018年 第7回ビール検定2級をの問題をカテゴリ分けし出題数順に並べると、歴史(25問/世界史15問・日本史10問)、製造工程(20問)、ビアスタイル(12問)、テイスティング(12問)、時事問題(9問)、原料(8問)、酒税関連(8問)、文化(4問)、生産と消費動向(2問)となりました。この順番、比重でテキストを読み込み、ブラッシュアップの段階に入ったらCOLUMNとKey Wordに注力していくというのが合格への道ではないでしょうか。

それでは、来年、2級を受験される皆さんが晴れやかな顔で試験会場を後に出来ますように!

 

【2級】第7回 ビール検定 びあけん 出題傾向まとめ (1)はこちら 

【2級】第7回 ビール検定 びあけん 出題傾向まとめ (1)

 

 

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