【シンガポール】南洋老珈琲で昔ながらのコピ&カヤトーストの朝食を

シンガポール滞在中いつも行列を目にして気になっていた真っ赤な外装が目印の南洋老珈琲(Nanyang Old Coffeeで朝食をいただいてきました。チャイナタウン駅からスミスストリートを歩いた端っこにあります。

南洋老珈琲 (Nanyang Old Coffee) の入口

今回のシンガポール旅行の前半に滞在したスカーレットホテルの近場でモーニングが食べられるところを探していたので、チェックアウトの日の朝、行列を覚悟でこちらへ。

タイミングがよかったのか、この日は並ぶこともなく、すぐに入店できました。彼に入口のカウンターで注文をしてもらっている間に席を確保します。店内はゆったりとした空気が流れていて居心地が良いです。

伝統的な手法にこだわって淹れられたコピ

シンガポールのモーニングの定番、カヤトーストとコピのセットを頼んでもらうと先にコピと日本のフードコートでもよく見かける呼び出し器が渡され、彼が席に戻ってきました。コピは1杯1杯伝統的な手法を用いて淹れられた本格派

南洋老珈琲 (Nanyang Old Coffee) のシングリッシュの表
シングリッシュ(シンガポール式英語)の表

また、テーブルにはシングリッシュ(シンガポール式英語)の表が…!面白い!
コピティアム=コーヒーショップキャンキャン!=OKOK!キャン・ラー(シンガポール英語は語尾にラーがつくことが多い)などは定番ですが、目を通すと観光本には載っていないようなニッチなものまで。今でも本当に使われるのでしょうか?

南洋老珈琲(Nanyang Old Coffee)のカヤトースト

待つこと5分程、呼び出し器がチカチカ光りカウンターへ。バナナリーフを模した長皿に2人分の温泉卵とカヤトーストが載せられています。

南洋老珈琲(Nanyang Old Coffee)のカヤトースト
コピ、カヤトースト、温泉卵のセットで4.3$。(写真は2人分)

パンは、ヤクンやトーストボックスに比べると少し厚めなのか噛み応えがあります。カヤジャムは片面にしか塗られておらず少なめですが、滑らかな舌触りと素朴な甘さが特徴的で、バターは両面にたっぷり。卵は硬めで温泉卵のような感じ。黒醤油、こちらでは気持ち多めにかけてちょうど良いくらいです

全体的に日本人が好きそうな自然でやさしい味わいでまとめられています。コピもこだわっているだけあって、濃いだけでないマイルドな口当たり。透明感のあるコーヒーの香りが、甘さに消されることなくひきたっています。

コーヒーミュージアムの見学も忘れずに

コーヒーミュージアムが併設されている

南洋老珈琲に来たら、食後はミニミュージアムの見学もぜひ。

シンガポールにはショップハウスという建物が多くあり、南洋老珈琲も昔は独立していたショップハウスを2店舗分繋げた造りになっています。

京都の町屋のような、外からは1つの建物に見えるけれども中は間口が狭く奥行きが長い空間に細かく仕切られている建物です(ショップハウスについての詳しい説明はこちら)。

コピを淹れる時に使う道具やレトロな雑貨が並ぶ
コピを淹れる時に使う道具やレトロな雑貨が並ぶ
黒電話
黒電話

コーヒーミュージアムで見られるレトロな雑貨やインテリアは、当時のシンガポールの居住空間をシンガポールコーヒーの文化と共に再現しているそうです。

シンガポールの伝統的な花模様をあしらったオリジナルマグカップ
シンガポールの伝統的な花模様をあしらったオリジナルマグカップ
シンガポールの伝統的な花模様をあしらったコピ専用のマグカップ
南洋老珈琲で使われている調味料のショップ
南洋老珈琲で使われている調味料のショップもある

小さいながらも見ごたえがあり、お土産も購入できるシンガポールの穴場スポット。カヤトーストは正直いうと他のお店の方が好みでしたが、こだわりをもって淹れられたコピは一度は飲んでみてほしく思います。

朝は7時から夜は10時まで開いており、モーニング以外にも、伝統的なシンガポール料理を食べることができる南洋老珈琲は、使い勝手のいいお店としてピンを立てておいても損はないでしょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

南洋老珈琲 (Nanyang Old Coffee) の情報

店名 : 南洋老珈琲 (Nanyang Old Coffee)
電話 : +65 6221 6973
住所 : 268 South Bridge Rd, シンガポール 058817
チャイナタウンにあるスミスストリートの一番端っこ
営業 : Monday – Sunday 7am-10pm
URL : http://www.nanyangoldcoffee.com/

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