【池袋】ドトールに負けない価格設定とクオリティ!老舗喫茶店Dream Coffeeで卵トーストのモーニングを

立教大学のある池袋の西側に、昭和喫茶、珈琲、モーニングが好きという方にオススメしたい喫茶店があります。

池袋駅C3出口を出て右手に進み徒歩1分。Dream Coffee ドリームコーヒーという店名で、外観から既に別世界へ引き込まれるような、昭和の趣きが漂ってきます。

ブレンド220円、バタートースト160円、でも食べて欲しいのは卵トースト!

外観から漂う雰囲気と表の看板メニューに書かれたお値段の安さに、一抹の不安を抱えつつも、思いきって中に入ります。

手前は低めのソファー席やテーブル席、奥にコーヒー豆が並び、右手にカウンターという全体的に奥に行くほど視点が高くなる不思議なつくりの店内。

平日9時過ぎごろ、席は8割ほどが埋まっており、その内半数以上は古老の憩いか新聞を読む人、3割はビジネスマンといった感じでした。

場違い感甚だしいな…という気まずさも感じながら、右手奥のカウンターへ。出迎えてくれたのは30代前半?くらいのお兄さん。なんか、なんだか、彼も年齢はそこそこ若いだろうに昭和の若者感があるのは何故だろう…。

ブレンドと卵トーストをくださいと告げるとすぐさま「450円です」という返事が。ブレンド220円+卵トースト230円が内訳です。ドトールのブレンドSサイズと同じ値段

写真を撮っていいか訊くと「手元でコソッとなら…」という返しをいただいたので仰せのままに。

飲み物だけ先にもらい、入り口から見ると左手奥の窓に向かう席へ落ち着きます。

酸味も苦味もまろやかさもちょうどいい、まさにブレンドコーヒーの良いところどりといった感じのコーヒーでほっと一息。

玉珊瑚に似たオレンジの実とオレンジの自転車が、朝の光にキラキラ、光は、窓を飾っていた簾にもあたって斜線の影を落として、なんだか絵を眺めているような、心落ち着くひと時。

コーヒーをすすったり、「飲めば都」という小説を読み進めたりしながら待つこと10分程、お待ちかねの卵トーストが到着します。

分厚いパンの上に金色の卵が満遍なくたっぷりと塗られています。食味をそそる、なんとも魅惑的なビジュアルです。

泡立つほどに焼かれた表面が、口に運んだ時の食感を連想させます。フォークも付いていますが、あらかじめ四つ切りにされているため、手で持って食べた方が食べやすいです。

また手で持つと自然と角を持つことになるので、一口目は対角線の中心部となります。いきなり一番濃厚なところにかぶりつく幸せ。はぁぁ。写真に収められなかったのが残念でなりませんが、中はふわふわのトーストの表面はこんがりとしていて、さらにその上の卵はまったりと、マヨネーズの油分がアツアツな状態で口にジュワッとひろがってなんだこれはなんだこれは!おいしさのかたまりじゃぁ〜。

待っている間トースターのチンっ!というこれまたレトロな音が、何度か繰り返されていたので、まずそのままのパンをトーストして、バターを塗ってさらにトーストして、卵を塗ってさらに焼いて…ととても丁寧に作られているのだと察しました。それを230円でいただけるなんて至福の極みじゃぁ。

まろやかなコーヒーにもとてもよくあうので、それはもうぱくっ、ずずっ、ぱくっ、ずずっの容量であっという間にお皿は空に。

最初から+50円で大きいサイズにもできる

コーヒーをお代わりしようか悩みましたが、予定の都合でお店を後に。コーヒー好きな方は最初から+50円でサイズアップもできるのでぜひ検討を!

店内ではコーヒー豆や器具の販売も

今回確保した席からこれまたこそっと撮影した店内の様子。それぞれの豆の麻袋の写真の横に、手書きでびっしりとかかれた説明文がコーヒーに対する情熱を物語っています。

お豆だけでなくクエン酸や不思議なものまでいろいろ並んでて思わずまじまじと見入ってしまう品揃えでした。

池袋駅からDream Coffeeまでの行き方

池袋駅の西側、副都心線の方へ続く地下道を延々と歩いた一番奥にC3出口がありますので、まずはそちらを目指しましょう。

改札によっては10分程度歩くことになりますが、C3出口を出れば徒歩1分。地下道を歩けば店舗が連なる賑やかな通りとなっているので、体感としてはあっという間です。しかも夏は涼しく冬は暖かい!

池袋駅周辺でモーニングのできる場所を探していた私は、検索してでてきた卵トーストのビジュアルに心惹かれ、一心不乱にこのC3出口を目指し歩く歩く。

C3出口の階段を上り地上に出ると、もうそこにはお目当てのDream Coffeeの姿が!

「え?どこ?」と思った皆さん。右手に進みましょう。通りの向こう側に、不動産の看板が重くのしかかりならがらも、健気に昭和の趣きを湛えた喫茶店があらわれます。

あっという間にDream Coffeeに到着です!モーニング以外にも素朴な味のケーキがリーズナブルな値段で用意されていたりと、知っていれば何かと使い勝手がよさそうな喫茶店。何よりこだわりのコーヒーが一杯220円というドトール価格でいただけてしまうとあらば、立ち寄らない理由が見つかりません。

あなたのお気に入りの喫茶店の一つに加えられることを願って。