25歳以下なら半額!千円台も!クラシック音楽のススメ for U25

クラシック音楽は若い人のお財布にとりわけやさしいジャンルってご存知でしたか?今回は25歳以下限定のチケット価格を設けているオーケストラについてまとめます。

とっつきにくい?いいえ!クラシック音楽はどんな人にもやさしい音楽

「ビートルズ時代のポール・マッカートニーがバッハに影響を受けて作曲した曲がある」という伝説、耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。この逸話に限らず、ジャンルの垣根を越え、クラシック音楽の理論は様々な音楽家・作曲家たちの基礎、もしくはつくられる曲のスパイスとなっていることが多いです。

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「そんなこと知っているよ」という音楽好きの方たちもいるでしょう。とはいえ、頭では分かっていても「知識がないと楽しめないのでは」「マナーとかそういうのめんどくさい」「途中で寝そう」などなど、色々な理由をつけて、クラシック音楽を遠ざけている人も多いはず。

でも、クラシック音楽を聴きに行くのに、小難しい知識は必要ありません。行けば、その日の演奏される曲について書かれたプログラムノートというものが配られますし、マナーも服装に多少気を遣っていれば絶対というのはないのです。

しかも、チケットが高いというイメージも根強いクラシック音楽ですが、聴く人にとって、とりわけ若い世代のお財布に最もやさしい音楽ともいえます。プロ集団の演奏がたっぷり1時間越えで定価の半額、千円代で聴けることもあるんですよ…!

美術館や映画館のチケットと同じくらいの価格で、少しだけオシャレしてその時にしか味わうことのできない音楽に耳を傾ける時間は「最近恋人とのデートがマンネリになってきた」というカップルにもオススメですし、楽器が間近で見られる席や子供向けのプログラムもあるので「夏休みの宿題の自由研究どうしよう」と悩む親御さんにもオススメです。

 

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それでは早速、25歳以下&若い人向けの優待情報をまとめていきます。

少年少女よ、クラシックを聴け。

それぞれの団体の 略称(正式名称/公式サイトTOP) 割引制度名 – 割引制度の簡易説明の順に情報をまとめています。

★注意★

各団体の全ての公演・座席に割引制度が適用される訳ではありません。公演毎のページをきちんと確認しましょう。


都響  (東京都交響楽団)

U25割 – 25歳以下半額

(2017年度公演分:1992年4月1日以降生まれ)

都響主催講演の1回券チケットが50%OFF

年齢確認:入場時 年齢の分かるものを持参

https://www.tmso.or.jp/j/concert_ticket/about/discount.php

★更に都響では小学4年生から高校3年生まで年間500名を無料招待する取り組みもやっています。⇒ヤングシート無料ご招待

 


日フィル (日本フィルハーモニー交響楽団)

Ys(ヤングシート) – 25歳以下1,500円 S席を除く

年齢確認:購入時

※実際に購入した際の流れ:①電話(03-5378-5911)→②希望公演・座席の確認・Ys利用の旨、支払方法(コンビニorカード)、個人情報等とメールアドレスを告げる→③メールが来る→④年齢の分かる書類の写真を添付して返信→⑤コンビニ専用の振込用紙が届く

★夏休みの親子向けコンサートを1975年から開催しています。夏休みの自由課題に!⇒第43回 日本フィル夏休みコンサート

 


N響 (NHK交響楽団)

ユースチケット – 25歳以下最大72%OFF

D席に限り、年間会員1,000円/シーズン会員1,300円/1回券1,500円

S席~C席の割引も有⇒http://www.nhkso.or.jp/tickets/youth.php

年齢確認:入場時

 


読響 (読売日本交響楽団)

学生会員割引 – 1公演あたり1,500〜1,640円

各シーズンプログラムの定期会員になることで、1公演あたり1,500〜1,640円で聴くことができます。見たいプログラムがまとめてある方向けです。

 


メジャーどころの日本のオーケストラ4団体で若い人向けの割引制度をそれぞれまとめてみましたが、「まずは試しに」という方には、1回券でも席ランクの制限がない都響がオススメです。特に初台のオペラシティは音が良く、ホールまでの石造りの階段も気分が高まり、デートにも良いと思います。音楽を学んでる学生さんには読響の定期会員がオススメです。

U25制度や学生割引は、若い人たちへの投資

若い人に対しての優待や割引が行われるのはどうしてだと思いますか。もちろん、その世代の経済状況を鑑みた上での誘導灯という理由も大いにあると思います。ですが、一つ一つの公演が執り行われるまでの熱量、音として表現される世界観、指揮者、ソリスト、演奏者一人一人の技術や、その曲の背景、歴史、文化など様々なものが融合して、その一瞬でしか味わえない、贅沢な時間が生まれる時、それに負けない柔軟な感性と、その体験をこれからに活かしていける伸びしろを持つ「若さ」への一種の投資なのではないかとも思います。

わたしが音楽高校に通っていた頃は、学費のためのアルバイトや練習でこういった制度を調べる時間も、コンサートに行けるような余裕もありませんでした。知っていたなら、きっと通い詰めていただろうなと思います。

もちろん音楽を専門的に学んでいる人たちに限らず、多くの若い人たちに、ひとりでも、大切な人とでも、その日その場所に音楽を楽しむために集まった人たちとオーケストラの皆さんと共有する時間を、たくさん経験してほしいと思います。それはきっとその時だけでなく、大人になってからも、あなたの心の豊かさを耕しつづける、肥やしになるからです。

また、「CDはどれだけ良くても缶詰」という言葉はその通りで、音楽は本来生きた人間が集まって生まれるナマモノです。同じ団体・同じ演目でも、良い時もあれば悪い時もあります。それは一流やプロといわれる人たちにもコンディションがあり、聴いている私達にもコンディションがあるからです。「イマイチだったな」と思っても、どうか肩を落とさずに。できればもう一度、聴きに行ってみてください。きっと毎回違う、新たな発見があなたを待っていますよ。

 

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