ジュロン・バードパークは、ナイトサファリ、シンガポールズー、リバーサファリに並ぶ、シンガポールの定番観光スポットの一つ。シンガポールの温暖な気候や自然を活かし世界中の鳥たちが集まります。間近で見られるバード・ショーや餌やり・手乗りなどのアクティビティ、博物館の要素などもあり、鳥好きにはもちろん、小さいお子様づれの方にも人気のスポットです。
しかし、小さなお子様がいる場合には特に、一日で全てを見切ることはできないと思っていた方がいいです。バードパークには鳥の性質に合わせ、いろいろなエリアがありますが、基本的にどこも高温多湿で体力が削られます。
私は鳥が大好きで、初回は順に心のゆくまで各エリアを回っていたのですが、最後はヘロヘロで熱中症の一歩手前という状態に。
今回は、皆さんが私のような二の舞にならないよう、トラムを使って見どころを抑えたルートをご紹介しようと思います。冷房の効いた屋内ゾーンや休憩を合間にはさみながらのルートなので、参考になるかと思います。
実際に彼と友達二人を連れてこのルートで回りました。鳥好きの人にももちろん満足できる内容になっています!
ジュロン・バードパークへの行き方
まずは、ジュロン・バードパークへの行き方をざっくりとご説明します。
シンガポール中心部からタクシーの利用で、所要時間20〜30分程度、料金はだいたい20$前後です。MRTとバスを乗り継いでも行くことができますが、タクシーをおすすめします。
現在、ジュロン・バードパークは、その名に冠されている通り、東部のジュロンという地区にあります。ナイトサファリやリバーサファリ、シンガポール・ズーなどが集まるエリアとは全く違う場所にあるので注意が必要です。
※公式サイトでは、2020年に他の動物園と同じ北部地区に移転の予定があるとされています。
もし大人のグループでジュロン・バードパークに行かれる方は、後に紹介するタイムテーブルの後、タイガービール工場の見学と組み合わせるのがおすすめです!
【シンガポール】ツアー内容が激変!2度目のタイガービール工場見学レポ
この時は45分間のフリーフロータイムが短縮されてしまったのですが、レアケースだったのだと思います…シンガポールはお酒が高いので、タイガービール好きなら行って損はありませんよ~。
ジュロン・バードパークの入場料
入場料+トラム:
大人 30$+5$
子供(3〜12歳) 20$+3$
ジュロン・バードパークのトラム付き入場券の料金は上記の通り。当日窓口での購入が基本ですが、日本円で事前決済&現地購入よりも格安で手に入れられるチケットを手に入れるならVoyaginがおすすめです!
ジュロン・バードパークで見るべきオススメポイント
冒頭でもお伝えした通り、バードパークは屋外でアップダウンがあるため、炎天下のシンガポールでは全部を見て回るのは大変!トラムで移動して体力を温存しつつ、必ず見たい!というところを絞って回るのが賢い回り方です。
詳細なタイムテーブルの前に、まずは数あるアクティビティやエリアから、おすすめのポイントをピックアップ!
ハイフライヤーズショー
カラフルな鳥たちが観客席を飛び回るバードショー!座って観覧できます。何か国語も話せる賢いインコや目の前を行ったり来たりする鳥たちの大迫力のショー、フラミンゴとの記念写真撮影などプログラムも多彩で思い出作りにぴったり!
ロリーロフト
エリアを自由に飛び回るオウムたちに常時、餌やり&手乗り体験ができるスポット。手にも頭にも肩にも!どんどん集まってくるかわいい小鳥たちとの触れ合いが楽しめます。シンガポール観光局の家族向けベスト体験TOP10にもランクインした人気スポットです!
ウォーターフォール・エビアリー
一歩足を踏み入れれば、生い茂る木々に壮大な滝、日本では見かけない鳥たちの鳴き声とシルエット、まるでをアマゾンのジャングルを探検しているかのような臨場感にあふれたエリアでバードウォッチングや餌やりをすることができます。
ジュロン・バードパークを回る!おすすめルートマップ&タイムテーブル
さて、いよいよ見どころを抑えたタイムテーブルをご紹介していきます。概要だけつかみたい!という方向けに詳しい解説を省いた地図とスケジュール表を載せておきますね。
09:30 たっぷり朝食をとってタクシーで出発
10:00 ①バードパーク到着 チケット引換
11:00 ②ハイフライヤーズショー (早めに場所取りを)
11:30 ③ペンギン・コースト(屋内・冷房あり)
12:00 ④トラム1番駅 → トラム3番駅まで乗車
12:15 ⑤ウォーターフォール・エビアリー
13:00 ⑥バード・ディスカバリーセンター (冷房あり;鳥の博物館で休憩)
13:15 ⑦ジャングル・ジュエル
14:00 ⑧ロリーロフトでオウムに餌付け
14:30 ⑨トラム2番駅 → 終点(エントランス)まで乗車
14:45 ⑩ギフトショップでお土産購入&身体を涼めて退園
※ハイフライヤーズショーの時間は2019年8月現在
※カフェテリアやレストランもありますが今一つなので、飲み物・軽食補給程度にとどめておくのが無難かと思います。おやつを持参しましょう!
ルートアレンジするならこう!
ご覧の通り、見どころが多く徒歩圏での移動も楽な左側をメインに、右側はほとんどトラム移動で通り過ぎるだけというルートです。
全部回ってみて体力に余裕がある方は、トラム4番駅にあるパロット・パラダイスを追加するのがおすすめ!
お子様連れの方は、逆高温多湿で体力が削られてしまうウォーターフォール・エビアリーをパスして、地図右側にあるプレイグランドで水遊びをするのも良いと思います。
ジュロン・バードパークおすすめルート解説
続いて写真付きで、おすすめルートの詳細解説をしていきます。
その他 持っていくと便利なもの
- ウェットティッシュ
- 帽子、サングラス、日傘
- タオル
とっても人気です!団体も多いので、遅くとも10:40頃までには場所取りがおすすめ。
座席は階段状で、左右中央の3つのゾーンに分かれていますが、それぞれのゾーンの真ん中あたりでショーのハイライトが行われます。ショーに手を挙げて参加したい!という方は、この辺りを狙うと◎。
また、ショーの後はたくさんのフラミンゴと一緒に撮影タイムがあります。希望の方は急いで前へ!
ハイフライヤーズショーで盛り上がったら、いったんクールダウン。
ペンギンたちがのんびりしている涼しい屋内でほっと一息つきましょう。
エントランス付近にあるトラム1番駅から、2番駅をスキップし、ウォーターフォール・エビアリーのある3番駅までトラムに揺られます。
30メートルの人口滝や吊り橋がある世界最大規模の鳥舎(=aviary)!熱帯樹林が生い茂る園内は歩いているだけでなんだかわくわく!
日本では見かけない様々な鳥を間近で見ることができます。写真はホロホロ鳥。水玉模様がオシャレです。
坂道や階段などアップダウンがかなりありますので、疲れたなと思ったら早めに切り上げ、カフェテリアで水分補給をしてください!
鳥類の生態が学べる小さな博物館。冷房がガンガンに効いていますので、疲れた体をリフレッシュ!
中に入ると絶滅した象鳥エピオルニスの骨格模型がお出迎え。世界第二位の大きさを誇るというエピオルニスの体重は450kgもあったそうです。館内は暗いですが、記念写真をとるのも◎。
小規模ですが、大人にとっても興味深い内容となっています。お子さんの自由研究にもよいと思います。
ディスカバリーセンターを出るとすぐ、ジャングルの宝石と名付けられたゾーンがあります。
まさしく宝石のようなカラフルな鳥たちが伸び伸びと飛び回る様子は必見。愛くるしい鳥のカップルやかわいらしい鳴き声を聞かせてくれる子も。
おすすめルート最後のスポット!ロリーロフトでは、餌さえ手にすればあっという間に鳥たちの人気者!オーストラリアの自然を再現した1,000羽のオウムに餌付けができる鳥舎で心ゆくまで鳥たちと戯れましょう。
慣れてくるとすぐに手にの上から餌を食べるようになります。
友人はついに頭の上にも…。
お子様がまだ物足りない様子であれば、トラム4番駅と入り口の間にあるプレイグラウンドで水遊びをしてから帰るのも手ですし、レストランで遅めの昼食をとり、16:00~のホーク・アリーナで行われるもう一つのバード・ショーを見てから帰るのもオススメです。
家族やグループでバードパークに行かれる方の参考になれば、とても嬉しいです!