ANA国際線の新規路線発表！ビジネス特典航空券でヨーロッパのチャンス！？

【1月24日追記】

新規路線の発売日が1月27日（月）10時以降順次開始に決定となりました！

いよいよビジネス特典航空券が取り放題になるかも！？

皆さん、カレンダーとにらめっこして旅行の日程候補日をいくつか決めて、27日にはパソコンの前でスタンバってください。

＜ANA2020年1月23日プレスリリース（運航ダイヤの詳細はリリース下部の添付資料を参照してください）＞

気になる新規路線の就航開始日は、中国（深セン）が3月29日、モスクワが7月1日、イスタンブールが7月6日でいずれも7便/週、ストックホルムが6月6日から3便/週で7月20日から7便/週、ミラノが4月20日から3便/週で7月10日から7便/週となっています。その他、成田から羽田への移管や減便、機材変更など情報が多いので、ぜひリリース資料を確認してください。

2020年のANA国際線計画が発表になりました。注目はヨーロッパを中心とした新規就航の5路線です。ほぼ無料でビジネスクラスのヨーロッパ旅行ができるビッグチャンスかもしれません。発売日は12月中旬予定で詳細は後日発表ですが、新規路線は発売日から1年分の一斉発売が予想されます。

つまり、競争の激しいビジネスクラス特典航空券が12月は取り放題になるかも。ANAのマイルが溜まっている方、来年は海外旅行に行きたい、そして行くならできればヨーロッパがいい！と考えているあなた、このチャンスを見逃してはいけません！

※過去の新規就航の例では発売開始時に1年分が一斉に予約可能でした。ただし、販売方法が変わる可能性がないとは言えないので、ANAの正式な発表を必ず確認してください。

新規就航路線の概要

今回の新規就航路線は、2020年3月29日からの羽田空港の国際線発着枠拡大に伴うものです。ANAだけではなくJALや海外航空会社の国際線が、特に昼間の時間帯に増便となります。羽田からの海外旅行がますます便利になりますね。

新規就航なので、これまでANAでは行けなかった都市に直行便で旅行ができるようになります。

5路線の内訳は、中国（深セン）、モスクワ、ミラノ、イスタンブール、ストックホルムとヨーロッパを中心にした魅力的な都市ばかり。ビジネス中心ではなく観光でぜひ訪れたい都市が並んでいますね。

ミラノドゥオーモにある大聖堂（写真は Pixabay より）

個人的にはミラノが気になります。イタリアは人気の観光地にもかかわらず、これまで直行便はアリタリア航空しかありませんでした。最新の情報では早ければ5月までに週3便の深夜便で開設とのことです。デイリーではないのは残念ですが、有力な旅行先候補の一つであることは間違いありません。

今回ANAが発表した羽田空港の路線計画は次のとおりです。

＜ANA2019年11月19日プレスリリースより抜粋＞

新規就航が12路線、増便が2路線となっていますが、このうちアメリカとインドの路線は成田空港からの移管です。つまり発着する空港が成田から羽田に移っただけです。完全な新規就航は前述の5路線で、リリースの青いマーカー部分「今回、新たに乗り入れる都市」の部分です。また、シドニーも増便のため新規と考えることもできます。

狙うのは新規就航の5路線と増便のシドニーです！

ビジネスクラスに無料で乗れる？特典航空券の最大のメリットとは

特典航空券の最大のメリット。それは数万円の手数料等を払うだけで飛行機に乗れること！たまったマイルでヨーロッパ旅行に行けるのです。

ANAヨーロッパ便の航空券は、通常期のエコノミーで20万円前後、ビジネスでは60万円前後が相場。夏休みや年末年始の繁忙期はさらに10〜20万円程度高くなります。

ということは、夏休みに家族でヨーロッパに行こうとすると、航空券だけで100万円！？いや、無理ですって・・・

でも、マイルを使えば航空券が無料になります！燃油サーチャージや空港使用料などの手数料が別途必要ですが、それもだいたい3万〜5万前後。しかもマイルさえあればビジネスクラスにも乗ることができるのです！

<ANA国際線特典航空券の必要マイルチャートとシーズンチャート抜粋>

もちろん特典航空券の利用にはマイルを貯める必要があります。ヨーロッパに必要な分を貯めるのは大変なのも事実。でも特典航空券が利用できればと何となく貯めていた、カード入会キャンペーンなどで大量にマイルをゲットした等で、気がついたらけっこうなマイル数が貯まっていたなんて方も多いのではないでしょうか？マイルの有効期限が近くなって、慌てて特典航空券を探したけど都合のいいフライトがなかった。なんて経験もありませんか？

新規に5路線就航はかつてない最大規模です。このチャンスを逃さないでマイルを最大限に利用しましょう！

12月は特典航空券祭り？今回のビッグチャンスを最大限に利用しよう

新規就航で一斉発売はわかったけど何がそんなにすごいの？普通に予約申込みすればいいじゃん、って思ってます？

ではここで特典航空券の重要なルールを少しだけ説明しますね。

「往復を同時に申込する必要がある（片道だけは不可）」

「申込開始は復路搭乗日の355日前の午前9時」

「特典航空券の席数に制限がある」（クラスごとに2席から4席程度？）

このルールをそのまま適用すると、例えば7日間の旅行では復路搭乗日、つまり帰国日に申込開始になります。往復同時の申込が必要だからです。しかし、GWやお盆、年末年始など繁忙期は多くの人が一斉に申込するため、復路搭乗日のタイミングでは往路はすでに満席でとても予約はできません。これには裏技というか、往路の申込開始日に同日の復路もまとめて申込して発券し、復路は日程変更するというテクニックがあります。この記事では説明は省きますが、ネットで「特典航空券　裏技」で検索するとたくさんヒットするので興味があれば調べてみてください。

今回の新規就航が最大のビッグチャンスの理由。それは新規就航路線は1年先まで一斉に発売されるからです！（正確には355日先まで）。裏技やテクニックを使わなくてもGWやお盆の往復を同時に申込が可能です。しかも全ての日程が予約０からの申込開始。12月は特典航空券が取り放題になることを意味します。どんなにすごいことかお判りいただけましたか？

連休初日の出発など人気の日程は早期の申込が必須ですが、少し日程をずらすことができれば取れる確率はかなり高いと思います。繁忙期を外せばまさに取り放題。ぜひ今から来年のスケジュールを確認し、仕事の段取りをつけて早めにお休み宣言をして特典航空券をゲットしてください。

ANAのリリースでは、航空券の予約・販売開始時期は12月中旬を予定となっています。しばらくはANAのHPや航空関係のニュースを注視し、正式な販売開始日の情報を確認してください。ツイッターなどでANAマイルの情報発信をしている方もたくさんいるので、そちらも要チェックです。

せっかくなら狙ってみよう！ビジネスクラス特典航空券

前段ではビジネスクラス特典航空券の熾烈な競争と今回のビッグチャンスについて説明しました。そこまでしなくても取りやすさのハードルがぐっと低いエコノミークラスやプレミアムエコノミーの特典航空券を狙う手もあります。でも滅多にないこの機会にビジネスクラス特典航空券を狙ってみませんか？

ヨーロッパのフライトは約12時間前後。もちろん食事や睡眠も座席に座ったまま。機種によって違いますが、エコノミークラスは3列4列3列の座席レイアウトが標準です。繁忙期は満席も珍しくなく、狭い機内で隣り合った人と長時間過ごし、トイレに立つタイミングも気を使います。シートに座ったまま足も伸ばせない状態では熟睡もできませんね。

これがエコノミークラスのシートです。窓側3列のシートがずらっと並んでいます。下の写真はシートピッチの様子。ANA国際線はシートピッチが86センチの機材が多く、身長180センチ男性の私でも足元に比較的ゆとりがありますが、ゆったり伸ばすことはできません。隣の方が席を立つときは大きくよける必要があります。なお、ANAのシートピッチ86センチは他の航空会社に比べてかなり広い間隔です。