シンガポールを旅行する酒飲みたちの外せないツアー、Tiger Brewery Tour(タイガービール工場見学)に行って参りました。
2回目の訪問となる今回。前回の2017年1月の際にはWeb Siteが工事中でメールで予約をしましたが、サイトのリニューアルも完了し、見学の前日でもサイトから予約と支払いを済ませることができました。
当日はタクシーでタイガービール工場へ。従業員の出入りする建物のフロントでパスポートのチェックがあり、その後首からぶら下げるパスを渡されます。
参加人数は日本人の男性2人、中国人の男性2人、わたしたちの計6人。今回案内してくれたのはノリのいい若いお兄ちゃん。
時間になり、フロントから外の渡り廊下を通って、タイガービールツアーのエントランスへ移動します。
タイガービールツアーの始まり始まり
ここでざっとツアーについての説明があるのですが、この説明の時点からツアーの内容が前回と違います。「最後にパスを返すとスペシャルなビールのプレゼントがあるよ。だから絶対返してね!」とのこと。お土産ビールがもらえるんだ〜わ〜楽しみだな〜とこの時は純粋に喜んでいました。が、変更点はそれだけではなかった。
それでは、順を追って説明していきます。1回目と違う箇所には番号の前に星マークをつけていますよ。行ったことある皆さんも、ぜひ自分が行った時のツアーと違う点がないか追いかけてみてくださいね。自分の時はこうだったよ!という点があればコメントくれると嬉しいです。
Let’s start the Tiger Beer Brewery Tour!
①エントランスでイントロデュースムービーや数々の賞を総なめしているタイガービールの歴史をザッと聞きます。この当たりの説明は公式WEBサイトにも詳しく載っていますよ。
歴代のタイガービールの瓶の数々と世界で2本しかないレア瓶(中央)
モンドセレクションを度々受賞している
②ビールに欠かせない4つの要素、モルト、ホップ、イースト、水についての説明。モルトはラガー用のものとローストしてあるスタウト用のものと2種、実際に触れて香りを嗅ぎ比べたりできます。ホップの香りも嗅がせてくれますが、なんともいえない匂い…。
ビールに欠かせない4つの要素「水」「モルト」「ホップ」「イースト」の説明
③タイガービール工場の名物、大きなタイガービールの瓶やトラさんの前で記念撮影ができます。
★④製造工場の見学。1回目はここでビールになる前のモルトウォーターを飲ませてくれたのですが、今回は味見がなかったです。
★⑤パッキングエリアの見学。
「缶は7200、ボトルは8000、ケースは1万出て行くよ」
「ほ〜」
「1時間にね」
「1時間!?!?!?」
そしてその半分は国外にでていくそうです。すごい消費量だな…。
このエリアの見学は1回目はなくて、とても面白かったです!
★⑥サーバーエリアでクイズタイム
この前に⑤の見学内容やお話のムービーが観れるミニシアターがあるのですが、今回は⑤のエリアを実際に見学したからかスルーでした。
サーバーエリアでは、実際のサーバーを使って、美味しい注ぎ方を教えてもらえます。前回は参加者全員(4人)、レクチャー後に生ビールを飲むことができたので、今回もそうと思い、ぼーっと遠目から眺めてたのですが、今回はクイズに正解した人だけが飲めるという内容に…。これ英語できない人可哀想だなぁ。
ちなみにクイズの内容は、(1)タイガービールが一番美味しく飲める温度は?(2)ビールグラスは足を持つ。どうして?(3)僕の名前は? でした。スタッフによってクイズの内容は変わるかもしれませんが、英語が苦手、でも生ビールを自分で注いで飲んでみたい!という方は案内してくれるスタッフの名前だけでも聞き取っておくといいかもしれません。
★★⑦フリーフロータイム
サーバーエリアを抜けると、タイガーブルワリーツアー、最大のお楽しみであるビアバーにてフリーフロータイム。45分間、アジアパシフィックブルワリーで作られている各種ビールが呑み放題という極楽浄土…というのが本来なハズ…なのに…!
今回は何故か25分という大幅な短縮が!
実はこれ、エントランスで説明を受けた時にも既に耳にしていたのですが、何かの聞き間違いだろうと思い、一抹の不安を抱えながらも、この時まではまだ、心のどこかで信じていたのです。45分のフリーフローを。
しかし、夢は打ち砕かれたのです……。
柔和なクレーマーに変身することもできたのですが、旅の疲れもあり、正直ここで45分もアルコールを摂取したらへべれけどころかお縄頂戴の前科持ちになっちまう…(シンガポールは公共の場で酔っぱらっていると捕まります)という懸念もあったので、25分間で楽しめるだけ楽しむことに。
’17.08.17 フリーフローで飲めるビール一覧のメニュー(写真を元に作ってみた)
★前回とは飲めるメニューにも若干の違いがありました。発売したばかりのTiger Beer Black と Tiger Beer Whiteが飲めるのは嬉しいですね!
最初の1杯のみジョッキでドラフトのタイガービールが飲めます。飲み切ると小さなグラスに交換し、以降は空いたら次のビールが試飲できる、グラス交換制です。
さぁ、ジョッキを飲み干し、めくるめくフリーフロータイムへ!
25分間一本勝負!TIGER TAVERN フリーフローで飲んだビール
8月に発売したばかりのタイガービールブラック 5.5%
タイガービールホワイト 5%
ABC EXTRA STOUT 5.5%
ハーブの香りが繊細で複雑な苦味と爽やかさを生むアーキペラゴ
タイガービールラドラー 2% で〆
★ちょこっとコラム★
最後に飲んだタイガービールラドラー。
日本人にはあまりなじみのないラドラーという響きですが、
パナシェというと聞いたことがありませんか。
ビールをレモネードまたはレモン風味の炭酸飲料で割ったもので、
ドイツ南部ではラドラーというそうです。甘酸っぱくて夏にぴったり。
アルコール2%なのでお酒の弱い方にも。
25分間のフリーフロータイムも終わりに近づき、ラストオーダーだよ!の掛け声とともに集まるツアー参加者。そこにいた明らかにバックパッカー風の青年と少し話しをしていると「ホームページでフリーフロー45分って見たんですけど…」と…そうだよね!やっぱりそうだよね!ともかく夏休みだけの改変だと信じたい。
そして最後のビールを飲み終え、パスを返すとお土産のビールが配られます。
工場見学限定のEXTRA FRESH TIGER BEER
紙に包まれたオシャレなパッケージのタイガービールです。エクストラフレッシュって書いてある…とデザインに目を奪われていると…
「このビールは今日!ボトリングしたんだ。2日以内に飲んでね」
ふおおおおお!これは嬉しいお土産、俄然期待が高まります。
またパスをぶら下げていたストラップもお土産としていただきました♪
帰り際、凄まじい雨だったのでタクシーを呼んでもらっている間、中で待つことに。参加者はダーツで遊んだり、追加でビールを楽しんだりと引き続き楽しんでいました。
ふと、目に留まった本をパラパラしていると「それ持っていっていいよ!」と声をかけられます。「ええ!?いいの?」「うん、いいいい、1人1冊持って行きな!」と太っ腹なスタッフさん。裏見たらISBNコードが付いています。立派な書籍だよ…これ…。
と、追加のお土産も増えたところでタクシーが到着し、タイガービール工場を後にしました。
後日