シンガポールのムスタファセンターで見つけたアチャールミックスでレストラン仕様のアチャールを作っていきたいと思います。
材料
- グリーンマンゴー OR ミックスベジタブル 1Kg (洗ってスライスする)
- ホワイトビネガー 1カップ
- 油 2カップ OR マスタードオイル 350ml (一度温めてから冷ます)
- Shan Achar Masala Mix 1袋
箱の裏のオススメ材料は青マンゴーということですが、なかなか手に入りません。そして入手できたとしてもとても固いそうで、現地(インド)の人でも家で切ることはできないので、八百屋さんに切ってもらうそうです。
mixed vegetablesでもよいとのことなので、箱のイラストを参考にレモンと人参と青とうがらしを用意し、実験的に青バナナも用意しました。
ホワイトビネガーは今回初使用。主人がわざわざインド食材屋さんで買ってきてくれました。
レシピではアチャールミックス1パック全量を使うのがさも当たり前のように書かれていますが、2人ではとても食べきれないので、野菜の重量に合わせて他の材料の分量を調整していくことにします。
切り方は書いてないのが海外です。レモンと青バナナは小さめと大きめと2種類の切り方で試します。
今回は378gの野菜。ホワイトビネガーは約75ml、油は菜種油なので計算上は約150ml‥‥ですが、独断と偏見で130mlに留めました。アチャールスパイスミックスは、1袋100gなので37gを使用。
開けてみると完全なパウダースパイスではなくホールスパイスも数種類入っているようなので、なるべく均等に消費されるように全開します。
ところでブログを書きながら主人と話していたら、1カップ何mlというのは国によって違うらしく、アメリカやイギリスは1カップ240ml、カナダやオーストラリアは250ml、インドは200~250mlと幅があるそうですが、Google先生によると240mだそうです。アバウト~。日本は200mlなので、少し多めでもいいのかもしれませんね。
Shan Achar Masala Mixを使ったアチャールの作り方
作り方はとっても簡単、3ステップ。箱裏のレシピ原文と適当な訳を載せておきます。
Add together one cup of water, white vinegar, Shan Achar Masala Mix and green mangoes / mixed vegetables. Boil on very low heat until half tender. A thick masala paste should have formed at the end of cooking.
水、ホワイトビネガー、アチャールミックス、野菜を鍋に入れ、とろ火で竹串が通る程度まで火にかけます。この工程の終わりには濃厚なマサラペーストができあがっているはず!
Add oil and cook on very low heat until oil becomes hot but does not boil. Stir frequently.
油を加え、またしてもとろ火で、沸騰しない程度に温めます。よくかきまぜてね。
Remove, cool and preserve. Use after few days.
鍋から取り出し、冷ましたら保管します。数日経ったら食べてね。
何日目が一番おいしいのか
研究なので、何日目が1番おいしいのか、おいしさというのは個人の味覚に依りますが記録していきたいと思います。
朝に作ってその日の夜に食べたので約半日、お行儀よくフィッシュダルバートの付け合わせとしていただきました。
他の手作りアチャールは、ネパール風大根アチャール、青バナナの南インド風アチャールです。
まずは青バナナを一口、
がつーん
とくる酸味と辛み。初めてのホワイトビネガーとあらびきのレッドチリが前面に来ます。レモンはとてもすっぱくて食べられないかと思いきや、意外や意外、こちらは爽やかで油の効果もあるのか酸味が際立つということもなく食べやすい、おいしいです。人参も、アチャールにするとこんな風になるんだ~という感じ。普段は出会えない人参の姿。ハマります。
作り方には数日後に食べてねと書いてあったので、いまいちなできかと思いましたが、浅漬けでも酸味と辛みが拮抗したバランスはさすがパッケージ商品というべきか。
4日目を迎えてこの記事を書いていますが、やはりフレッシュさは断トツでありました。
2日目は主人が作ってくれた麻婆豆腐と一緒にいただきました。
1日目より酸味が強く、比べるならば初日の方が好みでした。
純和食とアチャール
むむむ‥‥
“数日経ってから食べてね”の意味が分かるおいしさ。日本人の漬物の感覚でいえば漬かりすぎ、なのかもしれませんが、このくたっとした感じ。食材の繊維を潜り抜け、油と塩気とスパイスが手をとりあっているのがわかります。
この日は、主人がインド風チリビーンズとワカモレを用意してくれました。どちらも手放しで褒めたたえたいおいしさなのですが、アチャールの記事なので泣く泣く割愛し、アチャールの感想を書きます。
うまい
主人はこんなにおいしいチリビーンズを作っておきながら、アチャールで始めてアチャールで〆ていました。ごはんを。最後に至っては、アチャールのためにごはんをおかわりしていました。
あれ?
アチャールないじゃん
と思ったそこのあなた
あま~い
このカレーの中に入ってるんだな~アチャールが。たっぷりと。
感想は、
別々に食べたらいんじゃない?
(主人がつくってくれたピンクの可愛いビーツ入りダルは文句なしにおいしかった💖)
この日は南インド風フィッシュカレーとネパールダル、ライタ(レモンピール入り)を作りました。アチャールはごはんに添えるスタイル。
【シンガポール】テッカセンターのスパイスでフィッシュカレーを作ってみた(主人に見せたらツッコミと笑いが止まらなかった、スパイスの知識ゼロの頃に作ったフィッシュカレーの記事はこちら)
アチャールのお味はというと、
引き続きうまい。
ただ、フィッシュカレーとライタとの相性が良すぎて、この日はネパールカレーはだいぶ味が浮いてしまいました。
さて、1週間が経ったところで、ついにタッパーが空に。最終日となりました。
この日のメニューは旦那さんがダル・マカニとマッシュルーム入りのムッテ・ポディマス、娘用に拵えたダルにスパイス・塩・バターを加えたものが並びました。
アチャール本体の味は引き続き安定。
アチャールを1週間食べ続けた結果(考察)
個人的な所感になってしまいますが、5日目~6日目にかけてが味のピークで、その後は保存食として安定のおいしさを見せる結果となりました。
とはいえ、作ってすぐはおいしくないのかと言われるとそうでもなく、2日目に味のバランスがやや崩れたものの、1日目~4日目にかけてはお漬物としてどんどんおいしくなる過程が楽しめました。
食材に塩やスパイス、ビネガーが馴染むポイントが3~4日目なのだと考えられます。「数日置いてから食べてね」という注意書きは市販品として安定した味を楽しんでもらいたいということからなのでしょう。
INGREDIENTS 原材料
今年に入ってからハマっているアチャールづくり。どうしたらこんな風な味になるのかしらと思って原材料の欄をチェックしてみました。
Original;Salt, Red Chili, Turmeric, Fennel, Nigella, Fenugreek Seeds, Mustard Seeds, Carom, Dill Seeds, Cumin, Coriander, Clove, Ginger, Garlic, Acid: Citric Acid, Maltodextrin, Hydrolyzed Soy Protein, Cane Sugar, Canola Oil, Anticaking Agent: Silicon Dioxide.
日本語:塩+11種類(レッドチリ、ターメリック、フェンネル、ニゲラ、フェヌグリーク、マスタードシード、アジョワン、ディルシード、クミン、コリアンダー、クローブ)+生姜+ニンニク+安定剤各種
スパイスが11種類も入ってる‥‥!
今まで作ったアチャールは多くても5~6種類だったので、その種類の多さに驚きました。アジョワンとディルシードの登場が意外だけど納得。
次回は旦那さんが早くもアチャール・ロスを発症しているので、オイルをサラダ油でなくマスタードオイルに変えてつくってみたいと思います。